消化性潰瘍,胃癌の発症における宿主側免疫遺伝子とヘリコバクター細胞毒素の役割
Project/Area Number |
06670548
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Research Category |
Grant-in-Aid for General Scientific Research (C)
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Allocation Type | Single-year Grants |
Research Field |
Gastroenterology
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Research Institution | Osaka University |
Principal Investigator |
金山 周次 大阪大学, 医学部, 助手 (40185913)
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Co-Investigator(Kenkyū-buntansha) |
南 武志 大阪大学, 医学部・附属病院, 医員
東本 好文 大阪大学, 医学部, 助手 (60260634)
篠村 恭久 大阪大学, 医学部, 講師 (90162619)
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Project Period (FY) |
1994
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Project Status |
Completed (Fiscal Year 1994)
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Budget Amount *help |
¥2,000,000 (Direct Cost: ¥2,000,000)
Fiscal Year 1994: ¥2,000,000 (Direct Cost: ¥2,000,000)
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Keywords | ヘリバクプター / 細胞毒素 / 消化性潰瘍 / 胃癌 / インターロイキン-1β / hepatocyte growth factor |
Research Abstract |
胃潰瘍、十二指腸潰瘍、胃癌、胃炎症例を対象として、感染しているヘリコバクターの細胞毒素産生能と胃粘膜における炎症反応態度を検討した。 方法:細胞毒素産生能は胃粘膜生検材料より直接ヘリコバクターDNAを抽出しcytotoxin-associated gene Aの有無をPCR法で調べた。炎症反応態度は好中球、リンパ球、マクロファージの浸潤など炎症の程度を組織学的に判定するとともに、酸分泌抑制サイトカインであるインターロイキン-1β及び強力な胃粘膜細胞増殖因子であるhepatocyte growth factorの産生を短期胃粘膜器官培養法を用いて検討した。 成績:胃潰瘍、十二指腸潰瘍、胃癌患者ではcytotoxin-associated gene A陽性のヘリコバクターの感染率か胃炎症例より高率であった。また胃炎症例の中で胃癌発症が高率である腫大皺襞性胃炎症例でcytotoxin-associated grne Aの陽性の頻度が高かった。腫大皺襞性胃炎症例では皺襞非腫大性のヘリコバクター胃炎に比し粘膜の増殖が亢進し、増殖期細胞の増加、著明な好中球、リンパ球、マクロファージの浸潤が認められ、酸分泌の抑制、インターロイキン-1β,hepatocyte geowth factorの産生増大も観察された。重大皺襞生胃炎症例で見られるこれらの変化はヘリコバクターの除菌に成功した場合はほとんど完全に正常化した。 結論毒素陽性のヘリコバクター株感染は強い炎症、胃粘膜障害を惹起し、胃潰瘍、十二指腸潰瘍、胃癌、重大皺襞性胃炎の発症に関与すると考えられる。
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Report
(1 results)
Research Products
(4 results)