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¥1,700,000 (Direct Cost: ¥1,700,000)
Fiscal Year 1994: ¥1,700,000 (Direct Cost: ¥1,700,000)
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Research Abstract |
正常および肝硬変ラット(四塩化炭素を経口投与して作製)に250μg/kgの肝細胞増殖因子(HGF)を12時間毎,6回静脈投与し,肝細胞障害(T-Bil,GOT,GPT),肝合成能(TP,Alb,ChE)および肝細胞増殖能(BrdU陽性率)について検討した. 成績1.肝細胞障害,肝合成能 正常ラットにおいてはHGF非投与群ではTP 5.58±0.3g/dl,Alb 3.03±0.21g/dlに対し,HGF投与群ではTP 6.60±0.22g/dl,Alb 3.98±0.43g/dlと有意な上昇が認められた.その他ChE,T-Bil,GOT,GPTについては,両群で有意差は認めなかった.肝硬変ラットにおいては非投与群、TP 4.20±1.22g/dl、Alb 2.34±0.76g/dlに対して、投与群ではTP 5.10±0.82g/dl,Alb 3.12±0.75g/dlと上昇傾向が認められたが,有意差はなかった.その他ChE,T-Bil,GOT,GPTについては両群間で有意差はなかった. 成績2.肝細胞増殖能 正常ラットにおいてはBrdU陽性率は非投与群で0.42±0.29%に対し、投与群では0.52±0.38%であった.一方,肝硬変ラットにおいて,BrdU陽性率は非投与群で1.13±0.42%に対し、投与群では2.07±0.47%であった.正常および肝硬変ラットで供にHGF投与により肝細胞増殖能は増加しなかった.
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