分子雑種形成法による小児白血病の微少残存白血病細胞検出に関する研究
Project/Area Number |
06670798
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Research Category |
Grant-in-Aid for General Scientific Research (C)
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Allocation Type | Single-year Grants |
Research Field |
Pediatrics
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Research Institution | Hiroshima University |
Principal Investigator |
上田 一博 広島大学, 医学部, 教授 (30112189)
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Co-Investigator(Kenkyū-buntansha) |
田代 聡 広島大学, 医学部・附属病院, 助手 (20243610)
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Project Period (FY) |
1994
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Project Status |
Completed (Fiscal Year 1994)
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Budget Amount *help |
¥1,900,000 (Direct Cost: ¥1,900,000)
Fiscal Year 1994: ¥1,900,000 (Direct Cost: ¥1,900,000)
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Keywords | FISH法 / 15;17転座 / MLL遺伝子 |
Research Abstract |
我々は小児急性骨髄性白血病のうち15;17転座を持つ急性前骨髄球性白血病および11q23領域の異常を持つ白血病についてFISH(Fluolescence in situ hybridization)法を用いた白血病の遺伝子診断法および残存白血病細胞の検出法を確立した。 15;17転座によるキメラ遺伝子の検出には17番染色体上のレチノイン酸受容体α遺伝子および15番染色体上のPML遺伝子をプローブとして用いた。FISH法は白血病診断では、形態学的に急性骨髄球性白血病と鑑別が困難なvariant typeの急性前骨髄球性白血病において15;17転座の検出が迅速に行え有用であった。また白血病の経過観察において、白血病の形態学的再発前に間期核でのFISH法によりキメラ遺伝子を持つ細胞数の全細胞に対する割合が徐々に増加する現象が観察され、白血病再発の予知にFISH法が有用であることが明らかとなった。 11q23領域の異常を持つ白血病は特に乳児白血病および二次白血病に多く認められる。この領域での転座関連遺伝子として知られているMLL遺伝子を含むDNAプローブを用いることにより、11q23領域の異常(転座、欠失)を迅速に診断することが可能となった。11q23領域の染色体転座には通常の染色体分析では転座先染色体が不明な症例が存在したが、これらの症例の一部においてFISH法により転座先染色体を同定することが可能となった。さらに11q23領域のFISH法では、15;17転座の場合と同様に白血病の経過観察、特に骨髄移植後の経過観察に有用であった。
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Report
(1 results)
Research Products
(1 results)