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ダニ抗原刺激によるAD患者リンパ球上のCD21およびCD40分子の発現について

Research Project

Project/Area Number 06670871
Research Category

Grant-in-Aid for General Scientific Research (C)

Allocation TypeSingle-year Grants
Research Field Dermatology
Research InstitutionNagasaki University

Principal Investigator

吉田 彦太郎  長崎大学, 医学部, 教授 (20033045)

Co-Investigator(Kenkyū-buntansha) 田中 洋一  長崎大学, 医学部, 講師 (20231417)
Project Period (FY) 1994
Project Status Completed (Fiscal Year 1994)
Budget Amount *help
¥800,000 (Direct Cost: ¥800,000)
Fiscal Year 1994: ¥800,000 (Direct Cost: ¥800,000)
Keywordsアトピー性皮皮膚炎 / CD21 / CD40 / CD23 / ダニ抗原
Research Abstract

フローサイトメトリーを用いて、アトピー性皮膚炎(AD)患者、健常者の末梢血のCD21、CD40、CD23分子発現の検討を行った。
I.AD患者におけるCD21分子発現とダニ抗原刺激による影響
CD21はAD患者(16例)、健常者(5例)においてもほとんどのB細胞、単球に発現している。T細胞では平均9.08±5.2%の発現があったが、2群間の有意差、AD患者での重症度との相関はみられなかった。精製コナヒョウヒダニ抗原(affinity-purified DF)(Af-DF)による刺激、インターロイキン-4(IL-4)+Af-DFによる刺激よってもT細胞にCD21の発現の増強はみられなかった。
II.AD患者におけるCD40分子発現とダニ抗原刺激による影響
AD患者(16例)、健常者(5例)全例においてB細胞、単球のほぼ100%にCD40の発現が認められた。T細胞には全くCD40の発現は認められなかった。Af-DFによる刺激、IL-4+Af-DFの刺激によってもT細胞にCD21の発現の増強はみられなかった。
III.AD患者におけるCD23分子発現とダニ抗原刺激による影響
I、IIの結果より、もう一つのIgE産生に関わる細胞表面蛋白であるCD23について、同様な検討を行った。両群においてもCD23発現はB細胞に認められ、T細胞、単球にはきわめて低率にしか見られなかった。CD23陽性B細胞はAD群では52.4±13.6%、健常者では25.2±8.9%でAD群に有意に高率に認められた。なおAD群のみにおいてAf-DFの刺激により、濃度依存性に3日をピークとするCD23陽性B細胞の増加を認めた。
以上の結果より、ADにおいてCD23が最もpathogenesisに関与すると考えられた。

Report

(1 results)
  • 1994 Annual Research Report

URL: 

Published: 1994-04-01   Modified: 2016-04-21  

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