精神分裂病における9番染色体動原部領域の遺伝子マーカーの関与
Project/Area Number |
06670976
|
Research Category |
Grant-in-Aid for General Scientific Research (C)
|
Allocation Type | Single-year Grants |
Research Field |
Psychiatric science
|
Research Institution | Teikyo University |
Principal Investigator |
南光 進一郎 帝京大学, 医学部, 助教授 (60101127)
|
Co-Investigator(Kenkyū-buntansha) |
浅田 義孝 帝京大学, 医学部, 助手
|
Project Period (FY) |
1994
|
Project Status |
Completed (Fiscal Year 1994)
|
Budget Amount *help |
¥2,000,000 (Direct Cost: ¥2,000,000)
Fiscal Year 1994: ¥2,000,000 (Direct Cost: ¥2,000,000)
|
Keywords | 精神分裂病 / 染色体 / 連鎖 / 関連 |
Research Abstract |
目的:先行研究において、精神分裂病と9番染色体動原部(pericentric region)の逆位との関連が、細胞遺伝学的検索によって認められた。そこで精神分裂病9番染色体動原部領域の遺伝子マーカーとの連鎖研究および関連研究によって、分裂病の遺伝子座位を同定することを目的として研究を行った。 対象と方法:患者群(60名)と対照群(60名)について9番染色体動原部領域にあるD9S55(短腕部)、D9S15およびD9S202(いずれも長腕部)の3つの座位のVNTR(Variable number of tandem repeat)をPCR法によって増幅し、アクリルアミドゲル電気泳動によってalleleを検索し、両群のalleleの頻度を比較した。また分裂病多発家系3家系37名(罹患者17名非罹患者20名)を対象として当該VNTRをもちいて連鎖を検討した。 結果:D9S55およびD9S15において両群に頻度の差は認められず、関連は認められなかった。また3つのマーカーで多発家系との連鎖は認められなかった。 結論:先行研究は偽陽性所見であり、分裂病の遺伝子が9番染色体動原部領域に存在する可能性は乏しいと考えられた。
|
Report
(1 results)
Research Products
(1 results)