神経成長因子ファミリーによる神経内分泌機能調節の解析
Project/Area Number |
06671023
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Research Category |
Grant-in-Aid for General Scientific Research (C)
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Allocation Type | Single-year Grants |
Research Field |
内分泌・代謝学
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Research Institution | Kyoto University |
Principal Investigator |
島津 章 京都大学, 医学部, 講師 (90196494)
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Co-Investigator(Kenkyū-buntansha) |
田中 清 京都大学, 放射性同位元素総合センター, 助手 (90227132)
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Project Period (FY) |
1994
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Project Status |
Completed (Fiscal Year 1994)
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Budget Amount *help |
¥2,000,000 (Direct Cost: ¥2,000,000)
Fiscal Year 1994: ¥2,000,000 (Direct Cost: ¥2,000,000)
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Keywords | 神経成長因子受容体 / 神経内分泌機能調節 |
Research Abstract |
神経成長因子と神経成長因子受容体ファミリーを形成し,神経細胞の生存維持と機能分化を誘導する。神経細胞以外に内分泌細胞への直接作用について,視床下部下垂体系における神経内分泌機能調節を検討した。神経成長因子受容体遺伝子Trk A,B,Cの発現をRT-PCR法,ノザン・ブロット法により各種内分泌臓器において検索した。ラット下垂体前葉において神経成長因子受容体遺伝子Trk B,Cの発現を,下垂体中後葉においてTrk A,B,Cの発現を認めた。甲状腺,精巣においてはTrk B,Cが,副腎においてはTrk Cのみが発現していた。これらの組織ではキナーゼドメインを欠失したtruncated formが主に観察された。下垂体における神経成長因子の作用を検討するため,Trk Bの発現を認めた下垂体由来細胞株GH_3細胞において,神経成長因子(NGF)の添加によるプロラクチン分泌の変動を検索した。プロラクチン基礎分泌はNGFにより明らかに増加し,TRHによるプロラクチン分泌増加率は低下した。GH_3細胞ではドーパミンによるプロラクチン分泌抑制作用は認められないが,NGFの添加によりドーパミンによる抑制作用が部分的に誘導された。下垂体においてNeurotrophin-3(NT-3)の発現が認められたことから,神経成長因子ファミリーは,下垂体において局所で産生される機能分子であること,神経内分泌調節において機能分化を誘導する可能性があることが明らかにされた。
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Report
(1 results)
Research Products
(3 results)