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ポジショナルクローニングによる糖尿病発症遺伝子の解析

Research Project

Project/Area Number 06671029
Research Category

Grant-in-Aid for General Scientific Research (C)

Allocation TypeSingle-year Grants
Research Field 内分泌・代謝学
Research InstitutionOsaka University

Principal Investigator

池上 博司  大阪大学, 医学部, 助手 (20221062)

Project Period (FY) 1994
Project Status Completed (Fiscal Year 1994)
Budget Amount *help
¥2,400,000 (Direct Cost: ¥2,400,000)
Fiscal Year 1994: ¥2,400,000 (Direct Cost: ¥2,400,000)
Keywords糖尿病 / 遺伝子 / 予知 / 予防 / ポジショナルクローニング
Research Abstract

インスリン依存性糖尿病(IDDM)の発症遺伝子を解明し、IDDMの発症前診断、発症予防に役立てる目的で、IDDMのモデル動物であるNODマウスを用いて第17染色体上のIdd-1領域を詳細に解析するとともに、ヒトでの対応遺伝子座に関しても検討を加えた。
1.モデル動物:NODとコントロールマウスの組換えMHCを導入したコンジェニックマウス(MOD.CTS-H-2)がIDDMを発症すること、しかしその発症頻度はNODより有意に低いことから、Idd-1は複数の遺伝子群から構成されていることを見いだした。この組換え染色体のMHCはclassIIのA,E,Tap,Lmp,Oa,Ob遺伝子やclassIIIのHsp70遺伝子を含む0.42cMの領域がNODと同一であり、この領域にIDDMの主効果遺伝子がマップされた。NOD.CTS-H-2コンジェニックマウスでCTS由来の領域が第17染色体の11.2cMから21.9cMまでの領域に限定されていたことから、この領域に発症頻度(自己免疫の強さ)を左右する遺伝子がマップされた。
2.ヒト対応遺伝子:ヒトにおいてもIDDMの疾患感受性遺伝子はclassII領域にマップされたが、発症年齢はclassI遺伝子に強く影響されており、NODマウスにおける結果と同様の傾向であった。
以上の結果より、MHC領域に複数のIDDM遺伝子が存在することが明らかとなり、より正確な予知を可能とするのみならず、予防・治療に際して複数のステップで対処できる可能性が示された。

Report

(1 results)
  • 1994 Annual Research Report

URL: 

Published: 1994-04-01   Modified: 2016-04-21  

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