ステロイド合成酵素転写調節因子の基礎的及び臨床的検討
Project/Area Number |
06671037
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Research Category |
Grant-in-Aid for General Scientific Research (C)
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Allocation Type | Single-year Grants |
Research Field |
内分泌・代謝学
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Research Institution | Kyushu University |
Principal Investigator |
柳瀬 敏彦 九州大学, 医学部, 助手 (30239818)
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Co-Investigator(Kenkyū-buntansha) |
諸橋 憲一郎 九州大学, 大学院・医学系研究科, 助手 (30183114)
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Project Period (FY) |
1994 – 1995
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Project Status |
Completed (Fiscal Year 1995)
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Budget Amount *help |
¥2,000,000 (Direct Cost: ¥2,000,000)
Fiscal Year 1995: ¥700,000 (Direct Cost: ¥700,000)
Fiscal Year 1994: ¥1,300,000 (Direct Cost: ¥1,300,000)
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Keywords | Ad4BP / SF-1 / DAX-1 / 先天性副腎低形成 / E-box / ステロイド合成 / 転写調節因子 / コーン症候群 |
Research Abstract |
臨床的に先天性副腎低形成とゴナドトロピン単独欠損症を合併する疾患が知られているが、本病態がAd4BP(SF-1)ノックアウトマウスの表現型と類似することから、本病態がAd4BP(SF-1)異常症である可能性を考えてきた。最近、Xp21領域から新しい核内転写遺伝子DAX-1遺伝子が同定され、本症患者にも種々の変異が同定されることから、本症の主たる原因遺伝子はDAX-1遺伝子であることが明らかになった。我々も2症例の本症男性患者DAX-1遺伝子に終止コドンを見出している。(J. Clin. Endocrinol. Metab. in press, 1996)しかしながら、本症患者にはDAX-1異常では説明できない症例が存在し、なおAd4BP(SF-1)異常症の可能性を考え、ヒトAd4BPの全構造を決定中である。現在、エクソン全てを含む、クローンを既に単離し、各エクソン部並びにエクソン-イントロン境界部のsequenceは、全て終了し、そのcDNA構造は決定ずみである。現在転写開始点の決定中である。また、ラットAd4BP遺伝子のプロモーター領域の解析から、-82〜-77のEbox配列(CACGTG)が、その転写制御上、必須の領域であることが明らかになっているが、我々は既にヒトAd4BP遺伝子の上流域約8kbのクローンを得ており、ヒトにおいてもEbox配列が保存されていることを確認している。現在、CATassayを中心とした解析によりヒトAd4BP遺伝子の転写調節機構の解析を試みている。
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Report
(2 results)
Research Products
(8 results)