Project/Area Number |
06671348
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Research Category |
Grant-in-Aid for General Scientific Research (C)
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Allocation Type | Single-year Grants |
Research Field |
Thoracic surgery
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Research Institution | Shimane Medical University |
Principal Investigator |
中山 健吾 島根医科大学, 医学部, 講師 (30135909)
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Co-Investigator(Kenkyū-buntansha) |
山内 正信 島根医科大学, 医学部, 助手 (60252912)
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Project Period (FY) |
1994
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Project Status |
Completed (Fiscal Year 1994)
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Budget Amount *help |
¥2,000,000 (Direct Cost: ¥2,000,000)
Fiscal Year 1994: ¥2,000,000 (Direct Cost: ¥2,000,000)
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Keywords | Ischemic Preconditioning / 心保存 / University of Wisconsin液 / 心機能 / 冠状動脈 / 心筋再灌流障害 |
Research Abstract |
1.はじめに:虚血心筋再灌流障害を予防、軽減することは、心臓手術時の大動脈遮断解除後や心移植のための心保存後の心機能を良好に維持するために重要な課題である。近年、長時間の虚血に先立って短い心筋虚血を行うこと(ischemic preconditioning,IP)により、再灌流後の心機能を温存できるとの報告がある。本研究では、長時間の心保存におけるIPの影響について検討した。 2.対象・方法:ラット心を代表的な保存液であるUniversity of Wisconsin液(UW液)で12時間保存し、保存後の心機能を保存前に対する回復率で求めた。コントロール群と、保存前に2.5分の短時間の虚血を2回行ったIP群で比較検討した。左房に約15cmH_2Oの前負荷を加え、大動脈流量(AF)、冠動脈流量(CF)、心拍出量(CO)、心拍数などの指標や、Total Adenine Nucleotide、CPK、乳酸値を測定した。 3.結果:IP群はコントロール群に比し、有意にAF、CF、CO、左室dp/dtが高く、良好な心機能が維持された。またCPK、乳酸値もIP群では低値を示した。 4.結論:IPは長時間の心保存においても、再灌流後の心機能を有意に温存し、生化学的な指標からも心筋障害を軽減することが明らかになった。 5.今後の研究の展開:現在、今年度に購入したVideo Dimension Analizing System(購入が都合で遅れた)を用いて、冠動脈の血管内皮の機能の障害を、コントロール群とIP群について心保存前と後で比較検討をしており、今後の研究の発展が期待できる。
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