Budget Amount *help |
¥2,000,000 (Direct Cost: ¥2,000,000)
Fiscal Year 1994: ¥2,000,000 (Direct Cost: ¥2,000,000)
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Research Abstract |
[目的]磁気共鳴法が有する分析法としての多彩な技法を活かし,脳内代謝物質の分布と動態を非侵襲的に画像解析する技術を開発し、その応用の研究を行った。[方法]動物用4.7TMR装置および臨床用1.5TMR装置で以下のMR法を開発改良し,脳代謝機能解析の適用性を検討した。(1)^1Hおよび^<31>でmulti-voxel MRSと代謝物質の分布像が得られる化学シフト画像法(CSI),(2)超高速両像法による拡散強調画像(DWI),(3)超高速ダインミックMRI(Perfusion画像),(4)Functional Imaging(FI);各種刺激負荷時の脳局所の活性部分の画像変化。[結果]CSIでは,脳腫瘍でN-アセチルアスパラギン酸,クレアチンの低下,コリンおよび乳酸の増加が画像化された。また、アルツハイマー病の質的診断にも有用であった。DWIでは、脳梗塞急性期で遅い拡散,脳腫瘍周辺で速い拡散,腫瘍部は両者の中間を示す画像が得られ,拡散の易方性も検出できた。Perfusion画像では,組織の血管床を表わす画像が得られ,脳腫瘍では乳酸の増加と血管床の逆比関係が示された。FIでは運動や光の単純負荷で対応する脳回での高信号が認められた。また言語、想像などの高次機能でも活性部の画像化が認められた。以上,CSIによる脳代謝,DWIやPerfusionによる脳循環,Flによる脳機能の画像が得られ,MR法による脳循環代謝計画解析が行えた。[結論]MRの多彩な方法にて,非侵襲的な脳循環代謝機能の画像解析が可能であり、今後多くの脳神経疾患に適用され得る。
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