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心臓蘇生後脳症と痙攣発生のメカニズムに関する研究

Research Project

Project/Area Number 06671423
Research Category

Grant-in-Aid for General Scientific Research (C)

Allocation TypeSingle-year Grants
Research Field Cerebral neurosurgery
Research InstitutionTeikyo University

Principal Investigator

川合 謙介  帝京大学, 医学部, 助手 (70260924)

Co-Investigator(Kenkyū-buntansha) 中山 比登志  帝京大学, 医学部, 講師 (00147050)
Project Period (FY) 1994 – 1996
Project Status Completed (Fiscal Year 1995)
Budget Amount *help
¥1,600,000 (Direct Cost: ¥1,600,000)
Fiscal Year 1995: ¥800,000 (Direct Cost: ¥800,000)
Fiscal Year 1994: ¥800,000 (Direct Cost: ¥800,000)
Keywordscerebral ischemia / Seizure / inferior colliculus / GABA / glutamic acid decarboxylase / immunocy tochemistry / ラット / 心肺蘇生 / 易痙攣性 / 聴原性痙攣 / 一過性全脳虚血
Research Abstract

(1)破壊実験による痙攣焦点の同定
心停止・蘇生を加える7日前にラットをペントバルビタール麻酔下に定位脳手術装置に固定し、下丘または内側膝状体に電気凝固病変を作成した。この操作そのものではラットに行動上の変化は認められなかった。病変作成の7日後に心停止・蘇生による一過性全脳虚血を加えた。両側内側膝状体を破壊したラットは全て、誘発音に反応して聴原性痙攣を示した。一方、両側下丘を破壊したラットでは、聴原性痙攣が誘発されなかった。心停止・蘇生の7日後にラットを潅流固定して破壊病変の広がりを確認したが、下丘に不十分な病変しか作成されなかった動物では、不完全なwild runningが認められただけで、典型的な聴原性痙攣(robust wild runningからtonic-clonic seizureに移行する型)は認められなかった。したがって、一過性全脳虚血後にラットで誘発される易痙攣性も、遺伝的痙攣ラット(GEPR)と同様、上行性聴覚伝導路のうち下丘がその焦点となっていることが示唆された。
(2)下丘の形態学的変化
古典的染色法では一過性全脳虚血後の下丘では、梗塞巣や著明なニューロンの脱落などは認められず、正常対照ラットと差異はなかった。しかし、抗glutamic acid decarboxylase抗体によるGABA陽性細胞の免疫染色では、下丘中心核の特に腹外側部でGABA陽性細胞が50%以上脱落していた。正常ラット下丘には小型と大型のGAD陽性細胞が認められたが、虚血後動物での脱落は特に小型細胞に強かった。GEPRでは、おそらく代償的な機構によって、下丘中心核腹外側部のGAD陽性細胞数が増加していると報告されているが、虚血後ラットでは下丘の抑制性ニューロンそのものの脱落が、易痙攣性誘導に関与している可能性が示唆された。

Report

(2 results)
  • 1995 Annual Research Report
  • 1994 Annual Research Report

URL: 

Published: 1994-04-01   Modified: 2016-04-21  

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