Project/Area Number |
06671451
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Research Category |
Grant-in-Aid for General Scientific Research (C)
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Allocation Type | Single-year Grants |
Research Field |
Orthopaedic surgery
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Research Institution | Nagoya University |
Principal Investigator |
石黒 直樹 名古屋大学, 医学部, 助手 (20212871)
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Co-Investigator(Kenkyū-buntansha) |
井上 五郎 名古屋大学, 医学部, 講師 (70184744)
佐々木 康夫 名古屋大学, 医学部, 医員
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Project Period (FY) |
1994
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Project Status |
Completed (Fiscal Year 1994)
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Budget Amount *help |
¥1,800,000 (Direct Cost: ¥1,800,000)
Fiscal Year 1994: ¥1,800,000 (Direct Cost: ¥1,800,000)
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Keywords | HPLC / 虚血再潅流障害 / 組織保存 / 筋肉 / ATP |
Research Abstract |
ラット後肢温阻血モデルを用い、各種のfree radical scavengerを投与した群とその対照群にテトラサイクリン、カルセインで二重ラベリングした後、下腿骨を採取しマイクログラインディングマシンを用いて硬組織標本を作製した。脱灰標本は光学顕微鏡、電子顕微鏡で組織学的にポイントカウンテイング法を用いてエンプテイーラクネ、骨芽細胞数などを検討。硬組織標本ではラベリングを骨形態計測法にて分析し、蛍光顕微鏡にて撮影した写真をデジタイザーで処理して新生骨の面積を計算し骨の横軸方向の成長を検討した。成長軟骨のviabilityも同様な方法で評価した。骨の抗酸化剤使用による温阻血の保存可能時間の延長が可能性であることを証明した。 同時に保存液による冷阻血保存を検討する目的でラット後肢同系複合組織移植モデルを用いて、保存液に生理食塩水、Eurocollins液、UW solutionを用い冷保存(4℃)した。保存時間を6時間、9時間、12時間、18時間で行ない、再接着後2週間を経て、筋組織を採取。筋組織のviabilityの指標としてHPLCを用いてATP,ADP,AMPを測定しこれにより保存可能時間を比較し、筋組織についての最適単純浸漬によるエネルギー面より考えた保存条件を求た。ラット後肢複合組織移植モデルでUWsolution、EuroCollins液を用いて冷保存(4℃)を24時間、36時間、48時間、72時間保存で行ない、再接着モデルを作成する。テトラサイクリン、カルセインで二重ラベリングした後、下腿骨を採取し骨組織の脱灰標本及び硬組織標本を作製、これを光学顕微鏡、電子顕微鏡で組織学的に検討した。また硬組織標本では骨形態計測にて分析し骨の成長を機能的に検討し、成長軟骨のviabilityを評価し骨の室温での保存可能時間を明らかとした。 温阻血モデルで各種坑酸化剤、トロンボキサンA2合成阻害剤等を用い、再潅流障害を防止することによっての筋肉組織の回復過程を検討した。
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