Project/Area Number |
06671502
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Research Category |
Grant-in-Aid for General Scientific Research (C)
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Allocation Type | Single-year Grants |
Research Field |
Anesthesiology/Resuscitation studies
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Research Institution | Tohoku University |
Principal Investigator |
皆瀬 敦 東北大学, 医学部・附属病院, 講師 (00194663)
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Project Period (FY) |
1994
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Project Status |
Completed (Fiscal Year 1994)
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Budget Amount *help |
¥1,900,000 (Direct Cost: ¥1,900,000)
Fiscal Year 1994: ¥1,900,000 (Direct Cost: ¥1,900,000)
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Keywords | 片肺換気 / ノルエピネフリン / nitric oxide / 低酸素血症 |
Research Abstract |
本研究は片肺換気時のシャント血流を減少させる試みとして、以下の2つの実験を行うものである。第一にノルエピネフリンを非換気側肺動脈に選択的に投与して肺血流分布を調節する実験を行う。第二にNO(nitric oxide)を換気側肺に吸入させて換気肺側の血流を増加させる実験を行い、両者を比較検討し臨床応用への可能性を探る。 現在、第一の実験の動物モデルを作製するための予備実験中である。 先に記した実験方法からの変更は、次に2点である。1.左気管支のテ-ピングは行わず、分離肺換気用気管内チューブ(ユニヴェント^<【.encircledR.】E1>)を用いる。2.2本のバルーンカテーテルを使用し、それぞれ左右の肺動脈に挿入し、開胸側に挿入したカテーテルよりノルエピネフリンを投与する。他方は圧測定および採血に使用する。 この実験モデルの問題点は、1.開胸手術のストレスや電磁血流計プローブの径のために、非換気側肺動脈の血流が減少して、正常な左右肺の血流分布とならない事、2.片肺換気の開始と同時に非換気側肺の血流が著しく減少し、ヒト開胸手術にみられるような低酸素血症をおこさない事、である。 今後、実験条件を変更して臨床例に近いモデルを作製して、ノルエピネフリンおよびNOの投与実験に進む予定である。
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