Project/Area Number |
06671627
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Research Category |
Grant-in-Aid for General Scientific Research (C)
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Allocation Type | Single-year Grants |
Research Field |
Obstetrics and gynecology
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Research Institution | Gunma University |
Principal Investigator |
峯岸 敬 群馬大学, 医学部・付属病院・産婦人科, 講師 (00209842)
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Project Period (FY) |
1994
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Project Status |
Completed (Fiscal Year 1994)
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Budget Amount *help |
¥2,000,000 (Direct Cost: ¥2,000,000)
Fiscal Year 1994: ¥2,000,000 (Direct Cost: ¥2,000,000)
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Keywords | FSHレセプター / アクチビン / フォリスタチン / ゴナドトロピン |
Research Abstract |
今まで理解されてきた視床下部からのGnRHと下垂体ゴナドトロピンによる中枢からの卵巣への調節と、末梢の卵巣からのステロイドホルモンによる下垂体へのフィードバック機構以外に、卵胞液より発見単離された生理活性物質が視床下部-下垂体-卵巣系の調節に関与する事が報告されている。インヒビン、アクチビン、フォリスタチンは卵巣内で、傍分泌、あるいは自己分泌作用をもち卵巣内のステロイド代謝に影響を及ぼすことが知られている。アクチビンが、ゴナドトロピンレセプターに対して誘導に促進的であることが報告され、されに我々はアクチビンがFSHレセプターのmRNAレベルでも単独で強力な誘導作用を持つことを示した。この結果は、アクチビンの作用機序フォリスタチンの合成調節を明らかにすることは卵胞発育の機序解明に重要と考えられた。 フォリスタチンがアクチビンに結合しアクチビンのレセプター誘導作用を抑制することは示されているが、されにその作用機序の検討のためcAMP、PMAのフォリスタチンmRNAに及ぼす影響を検討し、cAMP,PMA共に、フォリスタチン合成に促進的であることをしめした。さらにアクチビンが最も強い促進作用を示したことから、アクチビンの自己制御作用の一部が明らかとなった。卵胞発育に対するゴナドトロピンによる制御は、既知の事実あるが、最近明らかとなってきた卵胞内の新しい生理活性物質によるゴナドトロピンレセプターに対する影響は、局所での細胞間相互作用に重要な意味を持つと考えられる。この機序の解明は卵巣内で単一の卵胞発育機序を解明する糸口になる。本研究では、これらの因子相互作用を独自にクローニングしたcDNAを活用し、分子生物学的手法を用いて検討した。
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