Project/Area Number |
06671635
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Research Category |
Grant-in-Aid for General Scientific Research (C)
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Allocation Type | Single-year Grants |
Research Field |
Obstetrics and gynecology
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Research Institution | 山梨医科大学 |
Principal Investigator |
安水 洸彦 山梨医科大学, 医学部, 助教授 (80107705)
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Project Period (FY) |
1994 – 1995
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Project Status |
Completed (Fiscal Year 1995)
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Budget Amount *help |
¥2,100,000 (Direct Cost: ¥2,100,000)
Fiscal Year 1995: ¥900,000 (Direct Cost: ¥900,000)
Fiscal Year 1994: ¥1,200,000 (Direct Cost: ¥1,200,000)
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Keywords | 妊娠中毒症 / Basic FGF / Apotosis / DNA nick end labeling / BM-1 / JIMRO抗体 / Fibronectin / basic FGF / apotosis / DNA Nick end labeling / fibronectin |
Research Abstract |
I 胎盤組織におけるbasic FGFの生成異常および制御異常に関して 1.IUGRを合併した典型的重症中毒症例の胎盤のbFGF量は、正常妊娠例のそれに比し有意に低値である。 2.また、胎盤組織中のbFGF量は、母体の臨床症状より胎児胎盤の発育状況に相関が強い。 II 胎盤絨毛細胞におけるapotosis発生に関して 1.絨毛細胞のapotosis発生の観察は,DNA Nick end labeling法によりパラフィン切片でも十分可能なことが判明した。 2.胎盤絨毛細胞にはapotosis細胞が存在すること,また連続切片による分析からapotosis関連抗LeY抗体BM1/JIMRO陽性細胞とDNA nick end labeling染色陽性細胞の局在が合致することが判明した。 3.しかし、満期産胎盤絨毛におけるapotosis細胞の出現頻度は、正常妊娠例と中毒症例とに有意の差はなく、妊娠末期絨毛細胞のapotosis発生は中毒症症状に直接的には関係しない。 III 妊娠中毒症マーカーとしての血漿フィブロネクチン(FN)の臨床的評価に関連して 1.前回重症中毒症13例を対象に、妊娠初期より分娩まで約1-4週の間隔でFNを測定した。その結果,中毒症非発症8例のうち7例が全妊娠期間中,FNは正常域であった。しかし発症5例では、いずれも分娩2-9週前よりFNが異常高値を示した。 2.中毒症既発症24例を含む96例の妊婦を対象に、妊娠35週〜37週より分娩まで1週間隔でP-FNを測定した。その結果,分娩1週以内のFN値は中毒症の重症度に有意に相関し,FNによる中毒症診断率はsensitivity71.4%、specificity95.0%と良好な値を示した。
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