インターロイキン8の間脳・下垂体・卵巣系に及ぼす影響
Project/Area Number |
06671649
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Research Category |
Grant-in-Aid for General Scientific Research (C)
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Allocation Type | Single-year Grants |
Research Field |
Obstetrics and gynecology
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Research Institution | Osaka University |
Principal Investigator |
小池 浩司 大阪大学, 医学部, 助手 (70225340)
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Co-Investigator(Kenkyū-buntansha) |
田坂 慶一 大阪大学, 医学部, 助手 (50155058)
廣田 憲二 大阪大学, 医学部, 講師 (00189888)
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Project Period (FY) |
1994 – 1995
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Project Status |
Completed (Fiscal Year 1994)
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Budget Amount *help |
¥1,000,000 (Direct Cost: ¥1,000,000)
Fiscal Year 1994: ¥1,000,000 (Direct Cost: ¥1,000,000)
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Keywords | インターロイキン8 / プロラクチン / 下垂体 / LH |
Research Abstract |
今年度は、此れ迄の予備実験成績をもとに、ラットIL-8の測定系を確立し、IL-8の下垂体ホルモン(プロラクチンやゴナドトロピン)分泌にどのような影響を及ぼすか検討を加えた。その結果、ラットIL-8が脳下垂体前葉に存在すること、IL-8は成長ホルモンやプロラクチンを分泌を促進する一方、LHやFSH分泌は抑制する成績を得た。さらに、IL-8の作用が、成長ホルモンやプロラクチンを産生するGH3 cellへの作用と正常下垂体培養細胞への作用とで異なることから、パラクライン的におそらく下垂体ホルモン非分泌支持細胞(folliculo-stellate cell)を介して調節していることが示唆された。またラットIL-8が脳下垂体後葉に存在することも認めたため、次年度これらの産生細胞の同定も試みる予定である。今年度の研究によりIL-8の下垂体ホルモンへの作用が、パラクライン的におそらく下垂体ホルモン非分泌支持細胞(folliculo-stellate cell)を介して調節していることが示唆された。今年度の研究成果はfolliculo-stellate cellのCELL LINEを用いて、その産生細胞の同定ならびにその生理的役割解明の糸口を開いたもので重要である。
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Report
(1 results)
Research Products
(5 results)