Project/Area Number |
06672029
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Research Category |
Grant-in-Aid for General Scientific Research (C)
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Allocation Type | Single-year Grants |
Research Field |
Surgical dentistry
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Research Institution | Nihon University |
Principal Investigator |
追川 哲雄 日本大学, 松戸歯学部, 教授 (90050020)
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Co-Investigator(Kenkyū-buntansha) |
落合 邦康 日本大学, 松戸歯学部, 講師 (50095444)
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Project Period (FY) |
1994
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Project Status |
Completed (Fiscal Year 1994)
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Budget Amount *help |
¥1,100,000 (Direct Cost: ¥1,100,000)
Fiscal Year 1994: ¥1,100,000 (Direct Cost: ¥1,100,000)
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Keywords | 口腔細菌 / 病巣感染 / 発育促進 / ル-1 / ル-6 |
Research Abstract |
炎症性サイトカイン(IL-1やIL-6)によるEscherichia coliやMycobacterium毒性株の増殖促進作用が報告され、この現象が病原性と深く関わっていると考えられることから、歯周病原性菌の発育増殖に及ぼすこれらサイトカインの影響の検討を行った。細菌学教室保存の代表的歯周病原性菌、8菌属(Actinobacillus、Capnocytophaga、Porphyromonasu、Prevotella、Eikenella、Wolinella、Fusobacterium、Bacteroides)、25菌種(31菌株)を用い、それぞれの発育培地にヒトIL-1αβ、IL-6を100ng添加し、培養15、30、60分、3、6、18、24時間後の菌の発育を比色法により測定した。Actinobacillus、CapnocytophagaおよびFusobacteriumで24時間後にIL-1α、βで約1.8、1.4、1.2倍の発育増殖が認められた。しかし、IL-6を用いた場合では影響は認められなかった。これらの菌を用いて、異なった濃度(1〜100ng/ml)のサイトカインを添加し更に詳細な検討を行ったが、ActinobacillusでIL-1α 10ng添加で24時間後に1.4倍の発育増殖が認められたが、それ以下では発育促進作用は認められなかった。また^<125>I標識IL-1α、β、IL-6を供試菌株との結合性の検討を行った結果、供試したすべてのActinobacillus菌株でIL-1α、βで結合性が認められた。しかしIL-6は結合性が認められなかった。これらの相違を検討するために、これらサイトカインレセプターのプライマーを合成し、上記3菌株のDNAを用いPCR法による解析を行った。ActinobacillusでIL-1αレセプターの存在が示唆された。
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Report
(1 results)
Research Products
(1 results)