鎖状化合物の安定配座計算に基ずくマクロリド系天然物の合理的合成法の開発
Project/Area Number |
06672082
|
Research Category |
Grant-in-Aid for General Scientific Research (C)
|
Allocation Type | Single-year Grants |
Research Field |
Chemical pharmacy
|
Research Institution | Hokkaido University |
Principal Investigator |
浜田 辰夫 北海道大学, 薬学部, 助教授 (40001979)
|
Co-Investigator(Kenkyū-buntansha) |
堀田 清 北海道大学, 薬学部, 助手 (50181540)
|
Project Period (FY) |
1994
|
Project Status |
Completed (Fiscal Year 1994)
|
Budget Amount *help |
¥2,000,000 (Direct Cost: ¥2,000,000)
Fiscal Year 1994: ¥2,000,000 (Direct Cost: ¥2,000,000)
|
Keywords | 天然物合成 / マクロリド / マクロラクトン化 / 配座計算 / 逆合成計画 |
Research Abstract |
1配座計算結果の解析は配座数が1000個を超えるような場合、手作業による詳細な解析は不可能である。とくに類似配座グループ間の反応性の違いを議論する場合、単分子のグループ間配座比較と2分子間での配座グループ間の比較が必要である。今回、配座グループ比較のプログラムを開発し、エリスロノリドセコ酸(1cと1d)とラクトン体(1gと1h)の配座を徹底的に比較した結果、セコ酸1aと1bの反応性の差はセコ酸の安定配座の違いに依ることを明らかにできた。 2同様に、オレアンドノリドセコ酸(2cと2d)とラクトン体(2gと2h)の計算配座を比較し2aと2bの反応性の違いも明らかにできた。 3ランカノリドセコ酸3eは閉環しないが、3cは閉環し3gが得られた。あと数行程でランカノリドの合成が完了する。3cがラクトン化しやすいのは2cと2gの配座計算から明らかであるが、3aが閉環しない理由はモデルセコ酸3bとラクトン体3fの計算配座を比較することにより明らかにできた。
|
Report
(1 results)
Research Products
(6 results)