Budget Amount *help |
¥1,900,000 (Direct Cost: ¥1,900,000)
Fiscal Year 1994: ¥1,900,000 (Direct Cost: ¥1,900,000)
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Research Abstract |
計測データから物体を復元する“Xからの物体復元"では計測データからの形状の復元に注意が払われるため,画像面上のデータからいかに形状を復元するかが問題となり,復元したデータを利用して何をするかには余り問題とされてこなかった.しかし,“Xからの物体復元"を形状認識・理解のための第1段階を考えれば,計測データから復元される形状のパラメータは形状の類似性などを判定するためのデータとなる. 本研究では,形状認識・理解のための“Xからの物体復元"としての影からの形状復元を取り扱う.人間が形状の類似性を判定する場合,厳密に類似性を判定するのではなく,「だいたい似ている」と判定することが行われる.ここでは,「だいたい似ている」を形状の凸包の類似性と考えることにする.そこで,物体を3次元ユークリッド空間の凸閉領域と考え,影からもとの物体が復元できるための十分条件を導いた.まず,3次元空間における接線極座標による物体の記述法を提案した.次いで,中心投影による影からの物体の復元公式を導くと共に,この影から物体が完全に復元できるための十分条件を証明した.また,3次元運動に不変な物体の類似尺度を物体の記述子から構成した.
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