Project/Area Number |
06680349
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Research Category |
Grant-in-Aid for General Scientific Research (C)
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Allocation Type | Single-year Grants |
Research Field |
Intelligent informatics
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Research Institution | University of Yamanashi |
Principal Investigator |
唐澤 博 山梨大学, 工学部, 助教授 (90177618)
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Co-Investigator(Kenkyū-buntansha) |
重永 実 中京大学, 情報科学部, 教授 (20020282)
有泉 均 山梨大学, 工学部, 講師 (80020436)
関口 芳廣 山梨大学, 工学部, 助教授 (70020493)
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Project Period (FY) |
1994
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Project Status |
Completed (Fiscal Year 1994)
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Keywords | 自然言語処理 / 音声対話処理 / 意図理解 / 状況理解 / 連続音声認識 / 音声規則合成 |
Research Abstract |
1.音声対話システムの音声認識理解部で連想情報を利用する方法を考案し、実際の処理機構を構築した。その結果、音声認識率が向上し、意味の理解も正確にできる様になった。 2.2つの音声対話システム(市役所の窓口で案内するシステム、計算機の端末上の画像を制御するシステム)を作成し、実際に音声対話の実験を行ないながら、文脈情報、対話環境情報などを音声認識理解部で利用する方法を検討し、その基本的な手法を見い出した。その結果、音声による人間と機械の対話がかなり円滑に行なえる様になった。 3.任意の応答音声が出せる様に応答音声は規則合成で生成している。本年度は、男声、女声の切替えと喜び、怒りなどの感情に付与した合成音声を生成できる様になった。 4.会話コーパスを分析して省略現象を6レベルに分類することによって生成文に適切な省略処理を施し、質の高い省略表現を出力することが可能になった。この達成により、出力文章が従来の代用化を実施しただけのものよりもずっと自然なものになった。 5.R.P.Abelsonの負のΔアクトとπアクトを適用することによって否定的意図の解析を可能にした。これによって行為の禁止や妨害的な意図も認識できるようになった。 6.入力文が前提とする典型的な状況を秒読みで詳細にシミュレーションして、事態の推移を追跡する推論機構を研究した。さらにこれに登場人物が見ている物に関する質問に答えられるような心象推論の実験を試みた。
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