Project/Area Number |
06680531
|
Research Category |
Grant-in-Aid for General Scientific Research (C)
|
Allocation Type | Single-year Grants |
Research Field |
環境保全
|
Research Institution | The University of Tokyo |
Principal Investigator |
鶴田 俊 東京大学, 環境安全研究センター, 助教授 (90197773)
|
Co-Investigator(Kenkyū-buntansha) |
中西 準子 東京大学, 環境安全研究センター, 教授 (10010836)
|
Project Period (FY) |
1994
|
Project Status |
Completed (Fiscal Year 1994)
|
Budget Amount *help |
¥2,000,000 (Direct Cost: ¥2,000,000)
Fiscal Year 1994: ¥2,000,000 (Direct Cost: ¥2,000,000)
|
Keywords | 反応性 / 化学物質 / 安全性評価法 |
Research Abstract |
微量の試料を用いてパルス的に加熱し、その後に起きる発光、変色をイメージセンサーを用いて記録するために画像記録系と処理系を新規に製作した。画像記録系は、非同期信号によるトリガー可能なものが開発されたために単純化できた。製作した装置では、露光時間500μsで100μs間隔単位の時間間隔で512x256画素8ビット階調の画像を2枚取り込むことが可能となった。比較的低速の現象に対しては、30フレーム/秒で15枚の連続画像を取り込むこともできる。取り込んだ画像はデジタル化し、保存、解析を行える。伝ぱ速度1mm/sで反応帯が移動すると露光中に0.5μmの像のブレが生じることになる。画素の大きさを0.5μmにとると256μm x 128μmの領域を観測しながら任意の時間間隔で計測できることが実証できた。伝ぱ速度の大きい物質を計測した場合であっても、十分な空間分解能を有している。一方では、露光時間を短くしたことにより画像のコントラストが低下し、発光部以外にについては計測が困難であった。また、発熱反応によって観測対象周辺の温度が上昇し、媒質の屈折率が変化し、結像位置が変化し、ピントずれが発生した。光学系を一部変更し、この問題に対応中である。分解能を最大限に発揮させるために結像光学系の調整が重要であることが判明したので、画像記録系の信号を直接表示す装置を追加し、操作性を向上させた。現在、全要素を組み上げて最終調整を行っており、標準試料を用いた試験を開始する予定である。標準試料を用いた試験を通じ、最終的な再現性の検討を行う。最終的な検討を完了した後に学会誌に投稿予定である。
|