HMGタンパク質のDNA結合機構および機能解析研究
Project/Area Number |
06680592
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Research Category |
Grant-in-Aid for General Scientific Research (C)
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Allocation Type | Single-year Grants |
Research Field |
Structural biochemistry
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Research Institution | Tokyo University of Science |
Principal Investigator |
吉田 充輝 東京理科大学, 基礎工学部, 教授 (20005648)
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Co-Investigator(Kenkyū-buntansha) |
白川 仁 東京理科大学, 基礎工学部, 助手 (40206280)
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Project Period (FY) |
1994
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Project Status |
Completed (Fiscal Year 1994)
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Budget Amount *help |
¥2,000,000 (Direct Cost: ¥2,000,000)
Fiscal Year 1994: ¥2,000,000 (Direct Cost: ¥2,000,000)
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Keywords | HMG1タンパク質 / HMG2タンパク質 / DNA結合性タンパク質 / HMGbox / 転写調節因子 / クロマチン |
Research Abstract |
1.HMG2のDNA結合領域の構造解析:HMG2のcDNAより、ドメインA、B、さらにA+Bをコードする領域を発現ベクター(pGEM-EX)のT7プロモーターの下流に挿入し、大腸菌BL21株で高発現させ、均一になるまで精製することに成功した。さらに、一次構造とDNA結合能を有することを確認した。現在、高次構造の解析を大阪大学蛋白質研究所の協力のもとにNMRにより、また奈良技術大学院大学の協力のもとにX線解析により進めている。 2.HMG1の転写促進機構解析系の確立:ウシ・パピローマ・ウイルス遺伝子を持つプラスミド(pBPV)にHMG1、HMG2のcDNAを組み込み、マウス由来のC127細胞へ導入、種々の選択をへてHMG1およびHMG2高発現細胞を得ることに成功した。この細胞に種々のプロモーター、および遺伝子を持つレポータープラスミドを導入しその発現を見たところ、HMG1高発現細胞ではそれらが促進され、またそのクロマチン構造が弛緩していたが、HMG2高発現細胞では促進は見られなかった。これらの結果よりHMG1がクロマチン構造の弛緩を介して転写を促進すること、およびHMG1とHMG2が異なる機能をもつことが明らかとなった。 3.HMG2cDNAに対するアンチセンスRNA発現に伴う細胞周期・増殖の変動:デキサメサゾン誘導によりHMG2cDNAに対するアンチセンスRNAを発現できるプラスミドを構築、ラット繊維芽細胞3Y1へ導入し、ホルモン添加によりHMG2アンチセンスRNAを発現誘導できる細胞株を樹立した。しかし、発現するアンチセンスRNA量が少なく、その後の解析は困難であった。そこで、上記で構築したHMG2高発現細胞をもちいて細胞周期、増殖の制御におけるHMG2タンパク質の役割解析を進めている。
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Report
(1 results)
Research Products
(5 results)