初代培養肝細胞を用いたFasによるアポトーシスの研究
Project/Area Number |
06680691
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Research Category |
Grant-in-Aid for General Scientific Research (C)
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Allocation Type | Single-year Grants |
Research Field |
Cell biology
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Research Institution | The University of Tokushima |
Principal Investigator |
冨田 優美子 徳島大学, 酵素科学研究センター, 助手 (00089913)
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Project Period (FY) |
1994
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Project Status |
Completed (Fiscal Year 1994)
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Budget Amount *help |
¥2,100,000 (Direct Cost: ¥2,100,000)
Fiscal Year 1994: ¥2,100,000 (Direct Cost: ¥2,100,000)
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Keywords | アポトーシス / Fas / 初代培養肝細胞 / Cキナーゼ |
Research Abstract |
我々は既に初代培養成熟マウス肝細胞において核酸及び蛋白合成阻害剤存在下、抗Fas抗体によりアポトーシスが生じることや、また肝細胞にはアポトーシス抑制蛋白の存在が示唆され、これにCキナーゼが関与していることを明らかにした。今回は肝細胞のアポトーシスを抑制する蛋白質の同定と肝臓にけるFasによるアポトーシスの生理的意義を明らかにするための手がかりとして、幼若、成熟、老令マウスの肝細胞のFasによるアポトーシスについて比較検討した。 1.肝細胞のアポトーシスを抑制する蛋白質の同定 Cキナーゼ阻害剤であるH7存在、非存在で抗Fas抗体と^<32>P正リン酸で処理した肝細胞の抽出液を等電点電気泳動とSDS-PAGEで二次元電気泳動後、オートラジオグラフィーを行い両者のスポットを比較した。しかし、Cキナーゼに特異的なリン酸化蛋白質のスッポトは見つけられなかった。現在、この蛋白質の検出について等電点電気泳動のpH勾配やSDS-PAGEのゲル濃度を変えて検討中である。 2.成熟、老化に伴う肝細胞のアポトーシス Fasによる肝細胞のアポトーシスは老化した肝細胞の除去と肝臓サイズの維持に役割を果たすと考えられている。In vivoで幼若な肝細胞は肝小葉の周りから中心静脈へ移行する。この過程で細胞はだんだんと成熟し、その後老化、除去される。そこで幼若、成熟、老令マウスの肝細胞のFasによるアポトーシスについて検討した。抗Fas抗体はこれらの肝細胞を全て死滅させ抗Fas抗体の濃度依存性や経時変化に差がみられなかった。これらの結果からin vivoで肝小葉の中心静脈周辺にFasのリガンドが多くて細胞が老化すると死ぬのではないかと考えられた。現在、Fasのリガンドの肝小葉での分布について検討中である。
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Report
(1 results)
Research Products
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