学校組織におけるコミュニケーション・意思決定過程に関する社会心理学的研究
Project/Area Number |
06710083
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Research Category |
Grant-in-Aid for Encouragement of Young Scientists (A)
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Allocation Type | Single-year Grants |
Research Field |
教育・社会系心理学
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Research Institution | Kagoshima University |
Principal Investigator |
渕上 克義 鹿児島大学, 教育学部, 助教授 (20202294)
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Project Period (FY) |
1994 – 1995
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Project Status |
Completed (Fiscal Year 1994)
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Budget Amount *help |
¥900,000 (Direct Cost: ¥900,000)
Fiscal Year 1994: ¥900,000 (Direct Cost: ¥900,000)
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Keywords | 学校組織 / 学校改善 / コミュニケーション / 組織イメージ / リーダーシップ / 学校生活 / 意思決定 / 派閥 |
Research Abstract |
まず基礎的研究として、学校改善に伴う管理職・教師・子供の社会的行動(コミュニケーションや意思決定)の変化の視点から文献収集を行い、それらをまとめた(渕上克義、学校組織の構造特性と個性化への改善へ向けた経営戦略-鹿児島大学教育実践研究紀要)。また教育組織も含めた集団や組織における最近のリーダーシップに関する研究動向をまとめた(渕上克義、最近の上方向への影響戦略に関する研究の動向-実験社会心理学研究)。さらにこれらの文献収集の成果は、本年度のコミュニティー心理学シンポジウムと日本教育心理学会のシンポジウムで発表する予定である。 次にこれらの資料収集に基づいて、学校生活・活動に対する満足度について、学校組織成員の認知的枠組みとして組織イメージを設定し、調査を実施した(昨年のグループダイナミックス学会で発表及び本年度の日本教育経営学会で発表予定)。 また集団内での活力あるコミュニケーションや意思決定を妨げる要因として、派閥を取り上げて集団内での派閥の存在が成員の人間関係やコミュニケーション及び意思決定にどのような効果を及ぼすのかを実験によって検討した。この実験結果は、本年度の日本教育心理学会において詳細に発表する予定である。 そして本年度の成果をまとめた著書(学校改善心理学-仮題-)を本年五月に出版する予定である。
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Report
(1 results)
Research Products
(7 results)