Project/Area Number |
06710165
|
Research Category |
Grant-in-Aid for Encouragement of Young Scientists (A)
|
Allocation Type | Single-year Grants |
Research Field |
Educaion
|
Research Institution | Nihon University |
Principal Investigator |
小野 雅章 日本大学, 文理学部, 助手 (70224277)
|
Project Period (FY) |
1994
|
Project Status |
Completed (Fiscal Year 1994)
|
Budget Amount *help |
¥900,000 (Direct Cost: ¥900,000)
Fiscal Year 1994: ¥900,000 (Direct Cost: ¥900,000)
|
Keywords | 教育勅語 / 戌申詔書 / 青少年学徒ニ賜ハリタル勅語 / 国民精神作興ニ関スル詔書 / 国民精神総動員 |
Research Abstract |
単年度施行のため、とくに史料の確認と収集を中心に研究を行った。その概要を示せば、以下のとおりである。 1,日露戦争後の教育勅語趣旨徹底論と戌申詔書との関係について 地方改良運動、及び戌申詔書の趣旨徹底に関する史料を、主に群馬県公文書館、宮城県庁より収集した。また、教育勅語趣旨徹底論については、帝国議会議事録、及び教育関係雑誌等により収集分析した。 2,昭和前期の国民教化策と教育勅語発布40周年について 1923年に発布された「国民精神作興ニ関スル詔書」との関連で、国民教化策の史料を、富山県立図書館、宮崎県立図書館等で収集した。とくに、「国民精神作興ニ関スル詔書」が1930年代後半からの国民精神総動員の理念的支柱であることを明らかにし、これを学内の紀要に発表した。 3,「青少年学徒ニ賜リタル勅語」の発布と教育勅語発布50周年について 国立国会図書館憲政資料室所蔵の「荒木貞夫文書」の調査により、「青少年学徒ニ賜リタル勅語」の草案類を発見した。これにより、この勅語が、「第二の教育勅語」として意識されたものであることを明らかにした。さらに、国民学校の修身教科書の分析により、戦時下における教育勅語解釈の変容過程も明らかにした。
|
Report
(1 results)
Research Products
(1 results)