Project/Area Number |
06710247
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Research Category |
Grant-in-Aid for Encouragement of Young Scientists (A)
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Allocation Type | Single-year Grants |
Research Field |
国語学
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Research Institution | Tokyo Woman's Christian University |
Principal Investigator |
屋名池 誠 東京女子大学, 現代文化学部, 助教授 (00182361)
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Project Period (FY) |
1994
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Project Status |
Completed (Fiscal Year 1994)
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Budget Amount *help |
¥900,000 (Direct Cost: ¥900,000)
Fiscal Year 1994: ¥900,000 (Direct Cost: ¥900,000)
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Keywords | 音便形 / アクセント活用 / 平安アクセント / 方言アクセント / 述部構造 |
Research Abstract |
日本語動詞の形態音韻論的側面の包括的な記述をめざし、本年度は当初の予定通り 1 音便形 2 アクセント活用(活用と並行するアクセント面の語形変化) 3 述語の内部構造について調査・研究をおこなった。 1 音便形について 平安時代から室町時代にいたる資料を対象に「文法的な音便」の発生・定着過程について調査をおこない、発生の動因・定着の機構について一応の仮説をえた。 2 アクセント活用について 平安時代〜江戸時代の声点資料・節博士資料につき、主として複製本によってデータの増補・確認をおこなった。平安時代資料の原本にあたっての確認は諸般の事情により今年度は果たせなかった。 方言アクセントのうち、三大アクセント体系とは異なる特異な体系を有することが知られていた3箇所の方言につき臨地調査をおこなった。音調の聞き取りがむずかしいアクセントが多いため、音声分析装置を援用しながら分析をおこない、現代東京アクセント・京阪アクセント・西南九州アクセント・平安時代および室町時代京都アクセントをもとに構成した理論をさらに拡充・精密化するをえた。 3 内部構造について 平安時代語と現代共通語の大量データをチェックし、理論の検証・補強をおこなった。
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