Project/Area Number |
06710289
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Research Category |
Grant-in-Aid for Encouragement of Young Scientists (A)
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Allocation Type | Single-year Grants |
Research Field |
英語・英米文学
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Research Institution | Kyushu University |
Principal Investigator |
田中 俊也 九州大学, 言語文化部, 助教授 (80207117)
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Project Period (FY) |
1994
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Project Status |
Completed (Fiscal Year 1994)
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Budget Amount *help |
¥900,000 (Direct Cost: ¥900,000)
Fiscal Year 1994: ¥900,000 (Direct Cost: ¥900,000)
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Keywords | 古英語動詞形態 |
Research Abstract |
購入した印欧語比較言語学関係図書、ゲルマン語比較言語学関係図書、古英語関係図書のうち、本研究に関係の深い研究論文を読み、これまでの研究の流れ、及びそれぞれの問題点を整理する作業が進行中である。古英語動詞の歴史的生成過程についてこれまでの研究でどのような点が究明されていないかが、これによって詳細に明らかになりつつある。 購入した古英語関連図書のうち、古英語資料を与えているものを活用し、本研究に役立つものを抜粋して整理する作業が進行中である。具体的な動詞の形態と、その動詞形態が使用されている環境をデータとして蓄積し、検索可能な状態にしているところである。これに付随して、その古英語動詞に対応する他のゲルマン諸語、あるいは他の印欧諸語のデータも付け加える作業が緒に着いた状態にある。 当初より予見していた古英語及び古ゲルマン語動詞形態の特異性を証明する資料が、徐々に集まりつつあり、今後これらの作業を継続することで本研究に関する成果は十分得られるであろうという見通しを得ている。ラリンジャル理論、グロッタリック理論、及び、「空間一時間仮説」との整合性の点で若干の問題点が残ってはいるものの、その点の十分な追及は来年度の課題とし、引き続き考察を進めて、まとまった論考にして発表することを考えている。このため、さらに必要な文献も未だ存在するが、来年度以降着実に継続して収集し、成果を上げる手助けとしたいと考えている。
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