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回転流体中の渦崩壊現象と非線形動の3次元数値シミュレーション

Research Project

Project/Area Number 06750189
Research Category

Grant-in-Aid for Encouragement of Young Scientists (A)

Allocation TypeSingle-year Grants
Research Field Fluid engineering
Research InstitutionNational Institute for Environmental Studies

Principal Investigator

花先 秀史  国立環境研究所, 大気圏環境部, 主任研究員 (60189579)

Project Period (FY) 1994
Project Status Completed (Fiscal Year 1994)
Budget Amount *help
¥1,200,000 (Direct Cost: ¥1,200,000)
Fiscal Year 1994: ¥1,200,000 (Direct Cost: ¥1,200,000)
Keywordsvortex breakdown / 非線形波動 / 非定常解 / 数値シミュレーション
Research Abstract

旋回流中のvortex breakdownは、流体中の基本的な渦現象として重要であるばかりでなく、応用的にも、航空機のデルタ翼上に突然発生し、揚力などに大きな変化をもたらす,あるいは,管内流でも,流れのパターンがごく短時間のうちに大きく変化することから,流体中の輸送現象の解明にとって非常に重要である。vortex breakdownは,初期(最初)には,翼まわりの実験で研究されていたが、Harveyが円管を用いた実験で殆ど同じ現象を再現して以来,主として円管内の旋回流として研究されるようになった。従来,この種の研究は,実験,あるいは,実験に対応した数値シミュレーションにより行われてきたが,breakdownの発生メカニズムそのものに踏み込んだ研究は少ない。理論的には,Leibovich,Benjaminらが,非線形波動,保存則などに基づいた理論を提唱してきたが,それらの理論を検証できた例はほとんど存在しない。その結果,現象の本質的メカニズムは未解明のままである。本研究では,最近提唱された,有限振幅の非線形波動の理論(強非線形)を,旋回流が剛体回転の場合に適用し,vortex breakdownの発生のメカニズムを予測(定量的に)できるか,まず再検討を行った。(軸対称の数値シミュレーション)理論では,非粘性が仮定されているが,粘性がある数値シミュレーションとの結果の差は少ないことがわかった。その上で,現象の3次元性がどの程度重要かを調べるため,3次元差分法の数値シミュレーションコードを作成し,予備的な数値実験を行った。breakdownの発生の前までは軸対称性はよいことがわかったが,詳細な研究には,計算精度と,計算機能力の再検討が必要であることも明らかになった。

Report

(1 results)
  • 1994 Annual Research Report

URL: 

Published: 1994-04-01   Modified: 2016-04-21  

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