Project/Area Number |
06750369
|
Research Category |
Grant-in-Aid for Encouragement of Young Scientists (A)
|
Allocation Type | Single-year Grants |
Research Field |
情報通信工学
|
Research Institution | Tokyo Institute of Technology |
Principal Investigator |
高田 潤一 東京工業大学, 理工学国際交流センター, 助教授 (90222083)
|
Project Period (FY) |
1994
|
Project Status |
Completed (Fiscal Year 1994)
|
Budget Amount *help |
¥900,000 (Direct Cost: ¥900,000)
Fiscal Year 1994: ¥900,000 (Direct Cost: ¥900,000)
|
Keywords | アンテナ / 円偏波円錐ビーム / RLSA / 回転モード給電部 / 移動体衛星通信 |
Research Abstract |
円偏波円錐ビームを放射するラジアルラインスロットアンテナの動作を実験により確認した(1)。また、基本モデルにおいて電波の放射方向を大きく調整できないという問題点を解決するために、その制御法として2周配列設計(2)および回転モード給電(3)を提案した。また、平成7年に日本で打ち上げられる移動体通信用衛星であるN-STARの地上局への応用を踏まえ、広い仰角範囲(4)および高い利得(5)を実現できる給電法を提案した。 1.既に提案された円偏波円錐ビームラジアルラインスロットアンテナを12GHz帯にて試作して測定を行った結果、指向性の形状や絶対利得、交差偏波特性などが理論値とよく一致することを確認した。 2.基本構造では天頂角約30°方向に放射し、その角度は大きく変化できない。より天頂角の大きい(水平方向に近い)方向に放射させるために、スロット列を1周から2周に増やし、内周と外周を互いに逆相に励振することで最大放射方向を天頂角50°付近に移動できることを明らかにした。 3.(2)と同様の目的で、中央給電部に軸対称モードを励振する同軸プローブの代わりに、回転モードを発生させる共振器型給電部を用いることによって、最大放射方向を天頂角50°付近に移動できることを明らかにした。 4.N-STAR海上移動局に要求されている天頂角10°〜70°の広範囲を単一円錐ビームでカバーすることが不可能であるため、同軸プローブと共振器型給電部を組み合わせた新しい切替え型給電部を提案した。また、天頂角10°〜70°の範囲で利得が最大になるようアンテナの最適化を行った。
|