Project/Area Number |
06750371
|
Research Category |
Grant-in-Aid for Encouragement of Young Scientists (A)
|
Allocation Type | Single-year Grants |
Research Field |
情報通信工学
|
Research Institution | The University of Tokyo |
Principal Investigator |
山下 真司 東京大学, 先端科学技術研究センター, 講師 (40239968)
|
Project Period (FY) |
1994
|
Project Status |
Completed (Fiscal Year 1994)
|
Budget Amount *help |
¥1,100,000 (Direct Cost: ¥1,100,000)
Fiscal Year 1994: ¥1,100,000 (Direct Cost: ¥1,100,000)
|
Keywords | 光ファイバ通信 / コヒーレント光ファイバ通信 / 光ファイバ増幅器 / 二段階位相ダイバーシティ / 3×3光ファイバカップラ |
Research Abstract |
(1)3×3光ファイバカップラを用いた2ポート型二段階位相ダイバーシティ(DSPD)受信機の原理確認実験 申請者が考案した3×3光ファイバカップラを用いた2ポート型DSPC受信機に関する基礎的な実験を行った。狭線幅のDFB半導対レーザ2台を信号・LO光源として用い、これらを120°光ハイブリッドとして用いる3×3光ファイバカップラにより混合し、そのうちの2端からの光が受光器により検出される。検出された120°の位相差をもつ2つのビ-ト信号は増幅され、60°の位相差をもつIGHzの電気の第2LOとDBMによりアップコンバートされ、抵抗性結合器により足し合わされる。本実験により、申請者が考案した構成のDSPD受信機の原理を確認するとともに、本構成の容易さを明らかにした。 (2)3×3光ファイバカップラを用いた2ポート型DSPD受信機による光ファイバ増幅器からのビ-ト雑音の低減 考案した3×3光ファイバカップラを用いた2ポート型DSPD受信機により、光ファイバ増幅器から発生するビ-ト雑音が低減でき、SN比が3dB改善できることを示した。光増幅器としては、エルビウムドープ光ファイバ、波長多重光ファイバカップラ、偏波無依存型アイソレータ、光フィルタおよび励起用1.48μm半導体レーザ(設備備品として購入)からなるエルビウムドープ光ファイバ増幅器を光前置増幅器として、前述の3×3光ファイバカップラを用いた2ポート型DSPD受信機の実験系に用いた。 (3)3×3光ファイバカップラを用いたバランス型DSPD受信機の実現 考案した3×3光ファイバカップラを用いたDSPD受信機を、同相の強度雑音あるいはビ-ト雑音の抑圧のためにバランス型の構成にできることを示した。
|