Research Abstract |
すでに数年前からある程度研究してきたプロセスの数とプロセス間のリンクの接続が変わらない静的なプロトコル仕様構造の実装モデルを改善し、その結果に基づき、プロセスの生成/消滅とプロセス間の通信路の接続/切断の実装方法を確立した。特にLOTOSのゲート(通信ポート)で同期するプロセスグループの形成法とプロセス間の通信路の設定法に焦点を絞り、新しい提案を行なった。マルチランデブ通信メカニズムの実装モデルに基づき、分散ネットワーク環境におけるマルチランデブの実行環境の構築を構築した。また、その応用例として、委員会コーディネーションのためのプロトコルを開発した。その研究結果の一部を以下の国際会議で発表した。 1.Zixue CHENG,Tongjun HUANG,Norio SHIRATORI:"A New Distributed Algorithm for Implementation of LOTOS Multi-Rendezvous,"Seventh International Conference on FORMAL DESCRIPTION TECHNIQUES for Distributed Systems and Communications Protocols Berne,Switzerland,Oct.1994(pp.483-494). 2.Zixue CHENG,Tongjun HUANG,Norio SHIRATORI:"An Efficient Distributed Implementation for LOTOS Multi-Rendezvous,"The 9th International Conference on Information Networking(ICOIN-9),December 1994. 仕様から通信ソフトウェアへの自動生成法の研究について、プロセスの生成/消滅、プロセス間の通信路の接続/切断と新たなプロセスグループの形成を含む仕様を変換するための文脈情報の管理法に焦点を絞り、研究を行なった。いまその成果をまとめ投稿の準備中である。
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