同時進行性をもつ離散事象システムの状態フィードバック制御とそのFMSへの応用
Project/Area Number |
06750459
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Research Category |
Grant-in-Aid for Encouragement of Young Scientists (A)
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Allocation Type | Single-year Grants |
Research Field |
計測・制御工学
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Research Institution | Osaka University |
Principal Investigator |
高井 重昌 大阪大学, 工学部, 助手 (60243177)
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Project Period (FY) |
1994
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Project Status |
Completed (Fiscal Year 1994)
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Budget Amount *help |
¥1,000,000 (Direct Cost: ¥1,000,000)
Fiscal Year 1994: ¥1,000,000 (Direct Cost: ¥1,000,000)
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Keywords | 離散事象システム / 状態フィードバック / 同時進行性 |
Research Abstract |
1.全体システムを複数のローカルな状態フィードバックにより制御する分散状態フィードバック制御について,述語のn-可観測性の概念を導入し,仕様を満たす分散状態フィードバックが存在するための必要十分条件を明らかにした。 2.システムの状態の部分観測のもとで,状態フィードバックのモジュラ設計法について考察した.特に仕様が複数の部分仕様の和で与えられる場合に関して,各部分仕様に対して状態フィードバックが構成できる場合,全体仕様に対しても状態フィードバックが構成できるための必要十分条件,さらにそのときモジュラ設計法が可能であるための必要十分条件を明らかにした. 3.離散事象システムの特徴的側面である同時進行性をペトリネットにより陽に表現し,同時進行性のもとで最も多くの事象の同時発火を許容するという意味で最適なフィードバックである最大許容フィードバックが存在するための必要十分条件を明らかにした. 4.制御仕様が許容状態および目標状態に関して与えられる場合の状態フィードバック制御について考察した.特に目標状態に到達しないブロッキングという現象に注目し,ブロッキングが発生しない状態フィードバックの構成法,および論理的な評価関数を導入したときのブロッキングを許容した状態フィードバックの最適化手法を提案した. 5.コンプリメントなプレースと許可枝からなるペトリネットに対して,システムの全状態空間を生成することなく,最大許容フィードバックを構成する多項式オーダのアルゴリズムを提案した.
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Report
(1 results)
Research Products
(6 results)