ファジイ有限要素法を用いた逆解析手法の開発と地盤工学問題への適用
Project/Area Number |
06750528
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Research Category |
Grant-in-Aid for Encouragement of Young Scientists (A)
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Allocation Type | Single-year Grants |
Research Field |
Geotechnical engineering
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Research Institution | Kobe University |
Principal Investigator |
芥川 真一 神戸大学, 工学部, 助手 (70231850)
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Project Period (FY) |
1994
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Project Status |
Completed (Fiscal Year 1994)
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Budget Amount *help |
¥900,000 (Direct Cost: ¥900,000)
Fiscal Year 1994: ¥900,000 (Direct Cost: ¥900,000)
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Keywords | 逆解析 / 地盤工学問題 / ファジイ有限要素法 |
Research Abstract |
地盤工学問題における諸問題においては調査・設計段階において入手できる地盤材料の力学特性が、他の分野(構造工学・コンクリート工学等)と異なり、不明確であることが多い。そのため、地盤の挙動を正確に予測することが非常に困難となり、この点において現場計測結果に基づいて逆解析手法を利用する形での情報化施工が盛んに用いられるようになった。 さて逆解析手法においては地盤の力学モデルを何らかの形で定義することが必要であり、この定義がされて初めて計測値に基づき未知パラメータを同定する作業を行うことができる。この時正しモデルが用いられる必要があるが、実際にはそれ自体が非常にあいまい(ファジイ)な定義しかされていないのが現実である。そこで本研究ではモデルの仮定を必要としない逆解析の手法を非弾性ひずみの概念を導入することにより開発した。この逆解析手法により地盤に関する情報が少ない場合においても、安全管理上必要な情報が得られるようになった。本来ではこの手法にファジイ演算を融合する予定であったが震災などの影響により実作業に遅れが出たことは残念である。
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Report
(1 results)
Research Products
(3 results)