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岩盤内構造物の情報化施工における簡易手法の開発とその適用性に関する研究

Research Project

Project/Area Number 06750533
Research Category

Grant-in-Aid for Encouragement of Young Scientists (A)

Allocation TypeSingle-year Grants
Research Field Geotechnical engineering
Research InstitutionTokai University

Principal Investigator

川上 哲太朗  東海大学, 海洋学部, 講師 (40204680)

Project Period (FY) 1994
Project Status Completed (Fiscal Year 1994)
Budget Amount *help
¥900,000 (Direct Cost: ¥900,000)
Fiscal Year 1994: ¥900,000 (Direct Cost: ¥900,000)
Keywords情報化施工 / 岩盤内構造物 / 逆解析 / 弾性厳密解
Research Abstract

本研究は,岩盤掘削問題に対する弾性厳密解を用いた順解析法および逆解析法を,実際の岩盤内構造物施工時の各種計測データに適用し,より簡易的かつ迅速な設計施工へのフィードバック可能な,情報化施工システムの構築を目的として行ったものである.
本研究の実施計画としては,(1)解析手法のパッケージ化,(2)既存の計測データの収集,(3)既存計測データによる情報化施工システムのシミュレーション,(4)実施工中の岩盤内構造物への適用,以上4項目であった.これら実施項目の内,(1)〜(3)に関しては,本年度具体的に研究を実施することができ,研究成果を得ることができた.しかしながら,(4)の項目に関しては,検討対象とする施工中の岩盤内構造物のサイト選定が困難であったことから,本年度は実施できず,今後の課題としたい.以下に,本年度実施した研究項目に関する研究実績の概要を示す.
(1)解析手法のパッケージ化については,プログラムの最適化・少容量化を図り,マイクロコンピュータ(PC系)にて演算可能となるように改良を行った.また,入力環境としては,会話形式とし,ユーザーがプログラム本体を意識せずに演算が行えるように配慮した.出力環境としては,可能な限りカラーグラフィックスを用いて,視覚的に計算結果が認識できるようにした.
(2)論文,工事報告等の既発表文献を基に,適当と思われるサイトを選定し,関係機関の協力を得て,計測データの収集を行った.しかしながら,当初計画していたような各種計測項目について,綿密かつ整合性のあるデータは極僅かであった.
(3)既存データによる情報化施工システムのシミュレーションを行った結果,逆解析により求めた岩盤物性や初期応力等に関しては,対象としたサイトが均質な硬岩系であったことから,オーダー的に見てほぼ良い結果が得られた.特に本システムにおいては,掘削過程における空洞変位や応力分布の予測が,容易にかつ視覚的に施工情報として得られることが,実施工において特に有用であるとの結論を得た.

Report

(1 results)
  • 1994 Annual Research Report

URL: 

Published: 1994-04-01   Modified: 2016-04-21  

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