Project/Area Number |
06750548
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Research Category |
Grant-in-Aid for Encouragement of Young Scientists (A)
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Allocation Type | Single-year Grants |
Research Field |
水工水理学
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Research Institution | Tottori University |
Principal Investigator |
檜谷 治 鳥取大学, 工学部, 助教授 (00165127)
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Project Period (FY) |
1994
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Project Status |
Completed (Fiscal Year 1994)
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Budget Amount *help |
¥900,000 (Direct Cost: ¥900,000)
Fiscal Year 1994: ¥900,000 (Direct Cost: ¥900,000)
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Keywords | 浅水湖 / 水質 / 底泥 / 溶存酸素 / 観測 |
Research Abstract |
湖における富栄養化現象が問題になって以来、多くの湖で流入栄養塩の削減、底泥の浚渫などが検討され実行に移されている。しかしながら、流入栄養塩に関しては、ある程度の精度で評価が可能となっているが、底泥からの栄養塩の溶出に関しては、実地観測の困難さから実験的に検討がなされているのが現状で、しかも水深の比較的浅い湖では底泥の物質特性が場所的に大きく変化しており、底泥からの溶出量を精度良く評価できていない。しかも、この溶出量に関して溶存酸素が大きく影響しており、まず、この溶存酸素の特性を把握することが必要である。 そこで、本研究では湖山池を対象にして、夏期と冬期に溶存酸素の連続観測を行った。その結果、夏期には低層で溶存酸素が低下する現象がみられ、この現象が1日周期で発生していることが明らかになった。すなわち、朝ではほぼ鉛直方向に一様な分布をしているが、日中にかけて表層で過飽和、底層で嫌気状態という分布を形成し、夜にまた一様化するというものである。しかしながら、冬期ではこのような現象は生じない。さらに、場所的にも変化はなく、池全体でほぼ同様な挙動を示すことも明らかになった。 したがって、湖山池では、夏期の正午から夕方にかけて底層で貧酸素領域が発生していることが判明し、底泥からの栄養塩の溶出に影響を及ぼしている可能性が認められた。
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