アニオン性合成ポリマーが細胞増殖に与える効果に関する研究
| Project/Area Number |
06750910
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| Research Category |
Grant-in-Aid for Encouragement of Young Scientists (A)
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| Allocation Type | Single-year Grants |
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| Research Field |
高分子合成
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| Research Institution | Kyoto University |
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Principal Investigator |
奥村 幸久 京都大学, 工学部, 助手 (40243042)
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| Project Period (FY) |
1994
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| Project Status |
Completed (Fiscal Year 1994)
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| Budget Amount *help |
¥900,000 (Direct Cost: ¥900,000)
Fiscal Year 1994: ¥900,000 (Direct Cost: ¥900,000)
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| Keywords | 細胞増殖促進 / 完全無血清培地 / L292 / マレイン酸共重合ポリマー |
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| Research Abstract |
申請者らによってHeLa細胞、L929細胞に対して細胞増殖促進活性を持つことが見出されている合成高分子MACBAの作用機作を解明することを本課題における最終目的として,本研究ではMACBAの示す増殖促進効果の細胞依存性および構造-活性相関に関する検討をおこなった。
2.HeLa細胞、L929細胞以外の細胞に対してMACBAが細胞増殖に与える効果に関して検討をおこなった。L929細胞とは由来の異なる別のマウス線維芽細胞のMACBAを添加した完全無増殖因子培地中での増殖をマイクロプレートリーダによる計数により評価・検討を行い、MACBAによる増殖効果の大きさ、また増殖効果の発現に必要なMACBAの濃度などの点に関して知見を得た。その結果、この細胞においてもL929とほぼ同様のMACBAによる増殖促進効果がみられることが明らかとなった。これはMACBAの持つ細胞増殖促進効果がマウス線維芽細胞一般にたいして有効である可能性を示唆するものである。
2.MACBAの酸触媒存在下における加水分解によりMACBA構造中のcyclohexanone 2-butenylene acetalを2-buten-1,4-diolに置き換えた交互共重合体ポリマーを構造-活性相関評価のためにMACBA関連構造を持つポリマーとして得、完全無増殖因子培地中でのL929細胞の増殖に対するこのポリマーの効果を評価した。このポリマーはL929細胞増殖に対して促進効果を示さなかった。これによりcyclohexanone2-butenylene acetal構造の存在がMACBAの増殖促進効果発現において必須であることが明らかとなった。
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Report
(1 results)
Research Products
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