船舶ナビゲーションのための海図自動検索システムの開発
Project/Area Number |
06750945
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Research Category |
Grant-in-Aid for Encouragement of Young Scientists (A)
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Allocation Type | Single-year Grants |
Research Field |
船舶工学
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Research Institution | The University of Electro-Communications |
Principal Investigator |
若林 伸和 電気通信大学, 情報システム学研究科, 助手 (60242351)
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Project Period (FY) |
1994
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Project Status |
Completed (Fiscal Year 1994)
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Budget Amount *help |
¥800,000 (Direct Cost: ¥800,000)
Fiscal Year 1994: ¥800,000 (Direct Cost: ¥800,000)
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Keywords | 海図 / 航行情報 / データベース / 自動検索 |
Research Abstract |
海図の検索を計算機を利用して自動化し,静的航行情報の収集作業の効率化を図ることを目的とし,海図の情報をデータベース化してその検索を実現するユーザインタフェイスの構築を試みた. まず従来の海図が表している範囲の緯度・経度および海図番号のデータを蓄積するためにデータベースを作成し,日本近海について約1000件のデータを入力した.つぎにユーザが出発地と到着地および経路上のおおよその変針点を,計算機の画面上に表示した広域地図上でマウスポインタ装置により指定し,検索のための経路データを入力するためのツールをワークステーション上にXウィンドウシステムを利用して作成した.さらに,その経路の航海に必要と考えられる海図を検索するための手続きを考案し,それを実現するための試作システムをワークステーション上で開発した.その手続きの詳細およびシステムの概略については論文で公表した.実験の結果,日本近海については概ね適切な海図を選定することができている.さらに,従来は予め計算された概算値の表から経路の距離を計算していたが,開発したシステムを利用すれば,その経路の完全な距離が自動的に算出される. 今後は,検索結果の提示方法を検討するともに,システム全体の操作性の改善を図って実用システムに近づけたい.また,静的航行情報を扱うシステムの例として海図をまず取り上げたが,この他,水路誌や灯台表などの書誌類にも範囲を広げて統合化することにより,必要な情報を手軽に取り出せるシステムへと発展するために研究を継続していく予定である.
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Report
(1 results)
Research Products
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