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セイヨウナシ果実の追熟能力(ripening ability)を支配する要因

Research Project

Project/Area Number 06760022
Research Category

Grant-in-Aid for Encouragement of Young Scientists (A)

Allocation TypeSingle-year Grants
Research Field 園芸・造園学
Research InstitutionYamagata University

Principal Investigator

村山 秀樹  山形大学, 農学部, 助教授 (40230015)

Project Period (FY) 1994
Project Status Completed (Fiscal Year 1994)
Budget Amount *help
¥900,000 (Direct Cost: ¥900,000)
Fiscal Year 1994: ¥900,000 (Direct Cost: ¥900,000)
Keywordsセイヨウナシ / エチレン / 追熟生理
Research Abstract

本研究では、収穫時期の異なるセイヨウナシ3品種(‘マルゲリット・マリ-ラ'、‘ラ・フランス'および‘パス・クラサン')の果実を用いて、果実のエチレン生成能と追熟との関係を調査した。
まず、樹上における成熟特性をみるために、各品種の収穫適期日を満開日から予想し、それぞれの収穫適期日の56日前から28日後まで14日ごとに果実を採取して、採取直後のエチレン発生量、果実内エチレン濃度、ACC含量および果肉硬度を調査した。その結果、‘マルゲリット・マリ-ラ'では、すべての収穫時期を通して、エチレン発生量、果実内エチレン濃度およびACC含量は、ほぼ一定の値で推移した。これに対して、‘ラ・フランス'と‘パス・クラサン'では、果実内エチレン濃度、エチレン発生量およびACC含量が収穫適期日の28日後に急激に増加した。果肉硬度は成熟が進むにつれてすべての品種で減少するものの、果実は樹上では可食状態に達しなかった。
次に、収穫後の果実のエチレン生成能と追熟との関係をみるために、収穫した果実を20℃で追熟させ、可食状態に達するかどうかを検討した。その結果、いずれの品種の果実でも収穫適期日と収穫適期前に収穫した果実では、エチレン発生量が増大したものは可食状態に達した。これに対して、収穫適期を過ぎた果実では、エチレン発生量が増大しても果実の追熟は正常に進行しなかった。
これらの実験結果から、セイヨウナシ果実はいわゆる収穫適期前に採取して追熟させても品種によっては可食状態に達すること、また、樹上でも品種によっては果実の成熟に伴ってエチレンの発生が増大することが判明した。さらに、セイヨウナシ果実が可食状態に達するには、エチレンの発生が必ず必要であるが、エチレンが発生しても可食状態に達しない場合があることが判明した。

Report

(1 results)
  • 1994 Annual Research Report

URL: 

Published: 1994-04-01   Modified: 2016-04-21  

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