• Search Research Projects
  • Search Researchers
  • How to Use
  1. Back to previous page

アズキ萎ちょう病菌の体細胞和合性群間類縁に関する研究

Research Project

Project/Area Number 06760044
Research Category

Grant-in-Aid for Encouragement of Young Scientists (A)

Allocation TypeSingle-year Grants
Research Field 植物保護
Research InstitutionHokkaido University

Principal Investigator

近藤 則夫  北海道大学, 農学部, 助手 (00234948)

Project Period (FY) 1994
Project Status Completed (Fiscal Year 1994)
Budget Amount *help
¥1,000,000 (Direct Cost: ¥1,000,000)
Fiscal Year 1994: ¥1,000,000 (Direct Cost: ¥1,000,000)
Keywords体細胞和合性群 / VCG / PCR / RFLP
Research Abstract

発病調査の結果、これまで発生が確認されていなかった北海道北部の美深町からも本菌が分離され、その体細胞和合性群は0020HUとされた本菌の80%以上を占める群に属することが明らかになった。これまでの結果をまとめると、体細胞和合性群による分類では、アズキ萎ちょう病菌は単独の和合性群を含む6群と、この中の両群に属する橋渡し的1群、さらに自己不和合性群に分けられる。
そこで、それぞれの群の代表菌株、Fusarium oxysporumの他の分化型の菌株、さらにアズキに対し非病原性の菌株について、ミトコンドリア小RNA遺伝子(srDNA)、ミトコンドリア大RNA遺伝子(1rDNA)内の部分、あるいは核内リボソームRNA反復ユニット内部のスペーサー領域(ITS)をPCR法により増幅することで比較した。ITSについては萎ちょう病菌13菌株、他の分化型13菌株、他種のFusarium属菌4菌株、非病原性菌株48菌株で増幅産物の大きさは同一であり、各種制限酵素による断片長も同じであることから、この領域はFusarium属菌に共通であり、よく保存されている領域であることが明らかになった。また、1rDNAの部分についても同様の結果であった。srDNAの部分については、非病原性菌株の中に萎ちょう病菌と異なる増幅産物が得られる菌株が認められた。ただ、萎ちょう病菌と同様の増幅産物が得られた菌株もあり、その分離頻度についてさらに検討する必要があると考えられた。次に、アズキ萎ちょう病菌で得られた増幅産物をPCR法によりジゴキシゲニン標識し、これをプローブとしてサザンブロットハイブリダイゼーションを行い、RFLP分析を行っている。制限酵素PstIによる分解では萎ちょう病菌は同一のパターンを示した。現在、このほか5種の制限酵素を用いて検討中である。

Report

(1 results)
  • 1994 Annual Research Report

URL: 

Published: 1994-04-01   Modified: 2016-04-21  

Information User Guide FAQ News Terms of Use Attribution of KAKENHI

Powered by NII kakenhi