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食餌制限下におけるアルギニンの免疫機能に及ぼす影響;特に、ストレス負荷時の検討

Research Project

Project/Area Number 06760133
Research Category

Grant-in-Aid for Encouragement of Young Scientists (A)

Allocation TypeSingle-year Grants
Research Field 食品科学・栄養科学
Research InstitutionTokyo Metropolitan Institute of Gerontology

Principal Investigator

今野 愛子  (財)東京都老人総合研究所, 栄養学部門, 助手 (30260285)

Project Period (FY) 1994
Project Status Completed (Fiscal Year 1994)
Budget Amount *help
¥1,000,000 (Direct Cost: ¥1,000,000)
Fiscal Year 1994: ¥1,000,000 (Direct Cost: ¥1,000,000)
Keywordsアルギニン / 免疫機能 / リンパ球 / ストレス / マウス / 食餌制限
Research Abstract

アルギニン(Arg)は、病態や外科的ストレス負荷条件下のヒト及び実験動物において、免疫機能の低下及び諸症状を軽減する利的効果を有することが報告されている。しかし、正常動物や非外科的ストレスを負荷した場合におけるAgrgの影響に関する報告は少ない。そこで、本研究では、正常マウスに金網拘束ストレスを負荷した場合の免疫機能の低下に対して、Argが同様の利的効果をもたらすか否かを検討した。12週齢の雄性C57BL/6マウスを用い、20%カゼイン食を基礎飼料とした対照群と3%Arg添加食群に分けて4週間飼育し、17時間の金網拘束ストレス負荷後2日目に胸腺・脾臓のリンパ球の数および反応性を検討すると共に、フローサイトメーターによるリンパ球亜集団の解析を行った。まず、対照群の40%食餌制限下においてArgの影響を検討したところ、食餌制限による胸腺の萎縮により胸腺リンパ球の解析が困難であったため、自由摂食条件下でストレス負荷実験を行い、Arg添加の影響を調べた。その結果、ストレス負荷により胸腺重量は無処置対照群の1/2以下に、胸腺細胞の大部分を占めるCD4^+CD8^+細胞は50-60%まで減少し、脾臓では重量及びTリンパ球の比率が減少傾向を示したが、Arg添加による有意な影響は認められなかった。また、ストレス負荷条件下におけるリンパ球の反応性は、胸腺でのみArg添加により高くなる傾向が認められた。以上の結果から、ストレスを負荷しない無処置マウスにおいては、Argによる免疫機能の亢進効果は認められなかった。また、胸腺を中心とした免疫機能は、拘束ストレス負荷により大きく影響を受けたが、Argによる顕著な利的効果は認められないことが明らかとなった。この結果が、ストレスの種類、強度、負荷後の日数あるいは投与方法等のいずれの条件に起因するのかを加齢の影響と共に現在検討している。

Report

(1 results)
  • 1994 Annual Research Report

URL: 

Published: 1994-04-01   Modified: 2016-04-21  

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