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青果物の貯蔵環境要因の変化による呼吸応答特性に関する研究

Research Project

Project/Area Number 06760221
Research Category

Grant-in-Aid for Encouragement of Young Scientists (A)

Allocation TypeSingle-year Grants
Research Field 農業機械学
Research InstitutionThe University of Tokyo

Principal Investigator

川越 義則  東京大学, 農学部, 助手 (80234053)

Project Period (FY) 1994
Project Status Completed (Fiscal Year 1994)
Budget Amount *help
¥900,000 (Direct Cost: ¥900,000)
Fiscal Year 1994: ¥900,000 (Direct Cost: ¥900,000)
Keywords呼吸速度 / アレニウス式 / 温度係数(Q_<10>)
Research Abstract

本研究では、貯蔵環境要因中の特に温度に注目し、温度を変化させたときの呼吸応答を検討し、温度変化が呼吸に与える影響について明らかにすることを目的として実験を行つた。
実験試料には、比較的流通期間が短く呼吸の激しい野菜としてホウレンソウを用いた。試作した気密チャンバ内に試料を入れ、このチャンバを現有する冷蔵庫内に収納し、チャンバ内に設けたヒ-タにより温度制御を行つた。温度変化はパソコンから温度コントローラを通じて、ステップ状や矩形状に変化させた。呼吸速度は、二酸化炭素放出速度として計測した。実際には、密閉したチャンバ内の二酸化炭素濃度をガスクロマトグラフィにより測定し計算により求めた。呼吸は、雰囲気のガス環境に大きな影響を受けるため、CA効果が現れないようなチャンバ内二酸化炭素濃度が約1%の範囲内で実験を行つた。
結果をまとめると、以下のとおりである。
1.矩形状の温度変化を与えたところ、呼吸速度には時間遅れやオーバーシュートがほとんどみられず温度変化に追従して変化しており、2回目に温度を上げた際にも呼吸速度は、1回目と同じ水準まで上昇し、外観は萎れていたにもかかわらず、呼吸作用の低下は認められなかつた。しかしながら、温度の変動幅が大きい実験区では、一旦温度を上げて、再び温度を下げても最初の水準まで呼吸が低下せず、一度高温にさらしたホウレンソウは、温度を下げた場合でも呼吸抑制が成されにくいことが分かつた。
2.大きな温度変動幅を与えなかつた実験区において、呼吸速度と温度の関係はアレニウス式によく一致し、ホウレンソウの呼吸の活性化エネルギが求められ、それを用いて呼吸の温度係数を求めた。

Report

(1 results)
  • 1994 Annual Research Report

URL: 

Published: 1994-04-01   Modified: 2016-04-21  

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