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SRY遺伝子のアンチセンス遺伝子を用いた性分化の人為的制御に関する研究

Research Project

Project/Area Number 06760241
Research Category

Grant-in-Aid for Encouragement of Young Scientists (A)

Allocation TypeSingle-year Grants
Research Field Applied animal science
Research InstitutionThe University of Tokyo

Principal Investigator

田中 智  東京大学, 農学部, 助手 (90242164)

Project Period (FY) 1994
Project Status Completed (Fiscal Year 1994)
Budget Amount *help
¥1,000,000 (Direct Cost: ¥1,000,000)
Fiscal Year 1994: ¥1,000,000 (Direct Cost: ¥1,000,000)
KeywordsSRY / MIS / P450アロマターゼ / WT-1 / セルトリ細胞 / TM-4
Research Abstract

SRY遺伝子発現の抑制による性転換(雌化)動物の作出のための基礎研究として、マウスセルトリ細胞起源とされる細胞株(TM-4)を用いた研究を行った。
当初、TM-4細胞におけるSry遺伝子の発現を抑制し、Sryカスケードの下流に位置するとされている各遺伝子(ミューラー管抑制因子(MIS)、P450アロマターゼ、ウィルムス腫瘍遺伝子(WT-1))の発現に対する影響を検討する予定であったが、RT-PCRにより内在性Sry遺伝子の発現を解析したところ、TM-4細胞ではSry遺伝子が発現していないことが明らかになった。そのため、まず、外来性のSry遺伝子を発現する細胞株の樹立を目的として、サイトメガロウイルス(CMV)プロモーターにマウスSry遺伝子のコード領域を連結し、その組換え体を電気穿孔法によりTM-4細胞に遺伝子導入した。得られた形質転換細胞における導入遺伝子の発現は、RT-PCRにより確認した。この細胞における、MIS、P450アロマターゼ、WT-1各遺伝子の発現を解析したところ、MISの発現が、軽度ではあるが有意に促進されていた(正常TM-4細胞に対して約1.3倍)。P450アロマターゼは従来の研究ではSryによって発現が抑制されるものと考えられていたが、本研究の結果は予想に反し、マウスSryによってその発現が解発されることを示唆していた。WT-1遺伝子に関しては、Sry遺伝子の発現は何等影響を示さなかった。このようなSry遺伝子発現の効果についての生物学的意義については今後の検討が必要である。
本研究において、MISの発現がSry遺伝子の発現により有為に促進されたことから、ここで得られた形質転換細胞を用いて、MISの発現を指標とした、アンチセンス遺伝子による、Sry遺伝子発現の抑制効果の検討が可能であると思われる。

Report

(1 results)
  • 1994 Annual Research Report

URL: 

Published: 1994-04-01   Modified: 2016-04-21  

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