プラス鎖RNAウイルス構造蛋白質の核内移行機構に関する研究
Project/Area Number |
06760269
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Research Category |
Grant-in-Aid for Encouragement of Young Scientists (A)
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Allocation Type | Single-year Grants |
Research Field |
Basic veterinary science/Basic zootechnical science
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Research Institution | 国立予防衛生研究所 |
Principal Investigator |
鈴木 哲朗 国立予防衛生研究所, ウイルス第二部, 研究員 (00250184)
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Project Period (FY) |
1994
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Project Status |
Completed (Fiscal Year 1994)
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Budget Amount *help |
¥1,000,000 (Direct Cost: ¥1,000,000)
Fiscal Year 1994: ¥1,000,000 (Direct Cost: ¥1,000,000)
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Keywords | C型肝炎ウイルス / コア蛋白質 / 核移行シグナル |
Research Abstract |
プラス鎖RNAをゲノムとするウイルスのうちで、疫学的研究から発癌との関わりが強く示唆されながら、その作用機序が全くといってよいほど不明なC型肝炎ウイルス(HCV)に注目し、そのウイルス蛋白質の核内移行機構に関する研究を行った。すでに研究代表者らは、HCVのコア蛋白質がそのC末端疎水性領域を欠失させると、細胞内局在が細胞質から核内へ変化することを見出している。 本年度は、この123アミノ酸からなるコア蛋白質(tC)が能動的な核移行シグナルの存在により局在が変化しているのか、又、そうであれば核局在化シグナルはどこに存在するのかを検討した。本来、細胞質に局在することがよく知られている116kDaのβ-ガラクトシダーゼとtC蛋白質との融合蛋白質を動物細胞内で発現させると、この130kDa蛋白質は核に局在することが免疫蛍光抗体法より明らかとなり、核移行シグナルの存在が強く示唆された。更に、tC蛋白質内に存在する3ヶ所の塩基性アミノ酸クラスターに注目し、それらをそれぞれ欠失させた蛋白質を発現させることにより、38番目から43番目のPRRGPRがシグナルとして重要であることがわかった。 一方、HCVの病原性、特に発癌との関連を検討する目的で、tC蛋白質が発現している細胞とコア蛋白質が細胞質に存在している細胞とで、その増殖能に違いがあるかどうかをしらべたが、有意な差は認められなかった。以上の発現実験には、SRαプロモーターを利用したCOS細胞での一時的発現系、及び組み換えバキュロウイルスによる昆虫細胞発現系を用いた。
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Report
(1 results)
Research Products
(3 results)