| Project/Area Number |
06770046
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| Research Category |
Grant-in-Aid for Encouragement of Young Scientists (A)
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| Allocation Type | Single-year Grants |
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| Research Field |
Environmental physiology (including Physical medicine and Nutritional physiology)
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| Research Institution | Asahikawa Medical College |
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Principal Investigator |
大日向 浩 旭川医科大学, 医学部, 助手 (20233257)
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| Project Period (FY) |
1994
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| Project Status |
Completed (Fiscal Year 1994)
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| Budget Amount *help |
¥900,000 (Direct Cost: ¥900,000)
Fiscal Year 1994: ¥900,000 (Direct Cost: ¥900,000)
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| Keywords | 褐色脂肪組織 / 寒冷馴化 / 拘束ストレス / 非ふるえ熱産生 |
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| Research Abstract |
〔目的〕代謝性寒冷馴化で促進する非ふるえ熱産生(NST)の主要部位は、熱産生専門器官である褐色脂肪組織(BAT)である。また、ラットにおいて非温熱性刺激である拘束ストレスは、NST亢進を介し耐寒性を改善させ、寒冷との間に正の交叉適応を発現させる。しかし、BAT熱産生能をin vitro組織酸素消費量を指標にして調べると、単位重量当たりの熱産生能が寒冷暴露群では対照群に比べ低下し、拘束群では逆に増加するという相反する結果を示す。そこで本実験では、寒冷暴露群に拘束ストレスを施すことでin vitro熱産生能の変化を調べた。
〔結果と考察〕1.拘束ストレスや寒冷暴露の単独負荷群に比べ、寒冷+拘束群では体重の減少が有意に大きく、また、その3群では顕著なBAT湿重量の増加がみられた。2.in vitro熱産生能は、拘束単独群ではBAT単位重量あたりの基礎組織酸素消費量が増加したのに対し、寒冷+拘束群では対照群と拘束単独群の中間的値を示す傾向にあった。3.一方、BATの機能調節因子であるノルアドレナリンやグルカゴン投与による組織酸素消費量の最大増加量を見ると、寒冷+拘束群は、対照群並びに寒冷単独群レベルまで低下し、顕著な増加を示す拘束単独群とは異なっていた。このように、寒冷暴露下の拘束ストレスは、ラット肩甲骨間のBATの増大を引き起こすが、拘束単独刺激とは異なり、BAT単位重量当たりの熱産生能を増加させなかった。このことは、寒冷刺激が拘束ストレスに対し競合的にBATに作用し、その相加刺激の結果、拘束単独群で見られるBAT熱産生能の亢進に対して抑制的に働いたと推測される。
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