Project/Area Number |
06770114
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Research Category |
Grant-in-Aid for Encouragement of Young Scientists (A)
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Allocation Type | Single-year Grants |
Research Field |
Pathological medical chemistry
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Research Institution | Osaka Bioscience Institute |
Principal Investigator |
山本 直樹 財団法人大阪バイオサイエンス研究所, 第4研究部, 研究員 (10260176)
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Project Period (FY) |
1994
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Project Status |
Completed (Fiscal Year 1994)
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Budget Amount *help |
¥900,000 (Direct Cost: ¥900,000)
Fiscal Year 1994: ¥900,000 (Direct Cost: ¥900,000)
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Keywords | マクロファージ / 同種皮膚移植 |
Research Abstract |
1.当研究室では、allograftを拒絶する際のmechanismについて研究し、以下の知見を得ている。(1)マウス腹腔内に移植されたallogeneic tumorを拒絶する際の主なeffector cellは、従来信じられていたリンパ球でなくマクロファージ(Allograft-Induced Macrophage:AIM)である。(2)AIMにのみに発現されている表面抗原に対するモノクローナル抗体(K16.5)を樹立し、その表面抗原をコードしているcDNAをクローニング(pK30)した。(3)allogeneic tumorを拒絶するためには、AIMが必須である。 筆者は、マウス同種皮膚移植の系における移植片を拒絶する際のAIMの関与について研究した。その結果、(1)マウスの同種皮膚移植(BALB/c→C57BL/6)において、移植部切片を酵素処理して得られた細胞は、移植7日後にはBALB/cおよびC3H/Heリンパ芽球をそれぞれ約40%、約20%傷害した。移植9日後にはそれぞれの細胞傷害活性は7日後の約50%に低下した。しかし全ての期間を通じて浸潤細胞はC57BL/6リンパ芽球を傷害しなかった。(2)さらに、移植7日後に酵素処理後回収された浸潤細胞の約60%を占める細胞はmonocytic cellでK16.5^+であった。(3)浸潤細胞が最大の傷害活性を示す移植7日後の組織の浸潤細胞の70^〜80%はMac-1^+/Mac-2^+/MOMA-2^+の単核球であった。(4)In situ hybridization techniqueを用いてAIMに特異的に発現しているpk30は浸潤細胞の約2/3に検出可能で、その陽性細胞の分布はMac-1^+ cellの分布に一致した。 3.以上、マウス同種皮膚移植の系においても移植片を拒絶する際にAIMが関与していることを明らかにした。
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