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乳癌における乳管内成分の検討-免疫組織学的、分子病理学的解析-

Research Project

Project/Area Number 06770118
Research Category

Grant-in-Aid for Encouragement of Young Scientists (A)

Allocation TypeSingle-year Grants
Research Field Human pathology
Research InstitutionGunma University

Principal Investigator

小山 徹也  群馬大学, 医学部・病理学第二講座, 講師 (50233622)

Project Period (FY) 1994
Project Status Completed (Fiscal Year 1994)
Budget Amount *help
¥900,000 (Direct Cost: ¥900,000)
Fiscal Year 1994: ¥900,000 (Direct Cost: ¥900,000)
KeywordsDreast Cancer / Conservative therapy / ductal Component / immunohistochemistry
Research Abstract

実績の概要
1)乳癌縮小手術の全割標本による検討
110例乳房温存手術のうち断端陽性例は29例(26.4%)であった。組織型別では乳頭腺管癌37例、充実腺管癌29例、硬癌34例であり、断端陽性率はそれぞれ32.4%,27.6%,23.5%と乳頭腺管癌がやや高い傾向が見られた。乳管内進展と断端陽性率の関係では±群で8.9%、+群で36.8%++群で62.5%であった。
2)乳癌管内成分による断端陽性例のER、P53、c-erbB2免疫染色結果
乳腺部分切除例のうち乳管内成分で断端陽性例(24例)について、ER、P53、c-erbB2陽性率を検討すると,ERは58%(14/24)、P53は25%(6/24)、c-erbB2は50%(12/24)であった。c-erbB2陽性率は高い傾向が見られた(対照mastectomy群では22%)。またER陽性群14例においてP53陽性は1例(8.3%)と低く、c-erbB2陽性例は6例、50%であった。
3)乳腺部分切除における断端陽性の拡大再切除における検討
部分切除で、断端陽性であった7例についてはmastectomyないしglandectomyが施行された。これらの症例について検索すると、管内進展で陽性であった2例についてはmastectomyでcarcinomaがなく、またあとの2例についても、管内進展で陽性であった部分が再切除でcarcinomaが明らかでなかった。
4)縮小手術後の再生検及び再発例の検討
管内成分で断端陽性であった1例は約2年8ヶ月後に再発した。乳頭側及びその反対側で断端陽性であり、ER(-),P53(+),c-erbB2(+),Ki67標識率は46%であった。管内成分で断端陽性で約半年後に再生検してcarcinomaが陰性であった2例はそれぞれER(+),P53(-),c-erbB2(+)であり、Ki-67標識率は26.7%と31.3%であった。断端部分の細胞は少量または変性が見られた。
【まとめ】縮小手術の断端陽性のおもな原因は管内進展である。管内成分ではc-erbB2は陽性率が高く、またER(+)P53(-)群とER(-)P53(+)群に分けて検討する必要がある。断端陽性でも広汎に浸潤しているとは限らず、その量や変性程度を評価する必要がある。また早期再発にはP53やKi-67標識率の検討が有用な可能性がある。

Report

(1 results)
  • 1994 Annual Research Report

URL: 

Published: 1994-04-01   Modified: 2016-04-21  

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