表面型・陥凹型と隆起型大腸上皮性腫瘍の遺伝子変化の比較研究-p53癌抑制遺伝子異常に関する病理形態学的・分子病理学的検討-
Project/Area Number |
06770120
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Research Category |
Grant-in-Aid for Encouragement of Young Scientists (A)
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Allocation Type | Single-year Grants |
Research Field |
Human pathology
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Research Institution | Niigata University |
Principal Investigator |
味岡 洋一 新潟大学, 医学部, 講師 (80222610)
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Project Period (FY) |
1994
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Project Status |
Completed (Fiscal Year 1994)
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Budget Amount *help |
¥900,000 (Direct Cost: ¥900,000)
Fiscal Year 1994: ¥900,000 (Direct Cost: ¥900,000)
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Keywords | 大腸腺腫 / 大腸癌 / p53 / 免疫組織化学 / 組織異型度 / 肉眼型 |
Research Abstract |
外科的及び内視鏡的に切除された、ホルマリン固定3日以内の大腸腺管腺腫84病変、粘膜内癌45病変、sm癌11病変を検討対象とし、病変の肉眼型(表面平坦・陥凹型、表面隆起型、隆起型)と組織異型度別にp53遺伝子異常を、p53蛋白過剰発現(抗p53モノクローナル抗体PAb1801を用いた免疫組織化学)の点から検討し、以下の結果を得た。 1)低異型腺腫ではp53蛋白の過剰発現を示したものはなかった。 2)高異型腺腫では、表面平坦・陥凹型の15.4%、表面隆起型の5.9%、隆起型の5.2%にp53蛋白過剰発現が見られたが、肉眼型間で有意差はなかった。 3)低異型度癌では、表面平坦・陥凹型の52.6%、表面隆起型の38.9%、隆起型の52.9%にp53蛋白過剰発現が見られたが、肉眼型間で有意差はなかった。 4)高異型度癌では、表面平坦・陥凹型の63.2%、表面隆起型の72.7%、隆起型の64.5%にp53蛋白過剰発現が見られたが、肉眼型間で有意差はなかった。 以上の結果より、組織異型度を揃えて検討した場合、p53蛋白過剰発現の頻度は肉眼型には左右されなかった。表面型(特に表面平坦・陥凹型)腫瘍病変は隆起型に比べ悪性度が高いと考えられているが、少なくとp53蛋白過剰発現でみる限りは病変の肉眼型と悪性度との間には直接の関連はないと考えられた。
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Report
(1 results)
Research Products
(6 results)