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線虫感染に伴う骨髄内肥満細胞前駆細胞の動態とその分化増殖機構の研究

Research Project

Project/Area Number 06770189
Research Category

Grant-in-Aid for Encouragement of Young Scientists (A)

Allocation TypeSingle-year Grants
Research Field 寄生虫学(含医用動物学)
Research InstitutionKyoto Prefectural University of Medicine

Principal Investigator

手越 達也  京都府立医科大学, 医学部, 助手 (40254370)

Project Period (FY) 1994
Project Status Completed (Fiscal Year 1994)
Budget Amount *help
¥900,000 (Direct Cost: ¥900,000)
Fiscal Year 1994: ¥900,000 (Direct Cost: ¥900,000)
Keywords肥満細胞 / 骨髄 / 線虫感染 / マウス / PCNA / コロニーアッセイ法
Research Abstract

本研究はStrongyloides venezuelensis(Sv)のマウスへの感染に伴う骨髄内の肥満細胞前駆細胞の増減を調べ、同時に小腸内粘膜型肥満細胞の増減を解析することで、粘膜型肥満細胞増殖に前駆細胞の動員がどの程度関与するかを明らかにする目的で行った.
SvをBALB/c,C57BL/6に皮下接種した後0,3,7,11,14,28日と経時的に屠殺し、骨髄内肥満細胞前駆細胞の定量はメチルセルロース・コロニーアッセイ法により、小腸粘膜内肥満細胞数の変動はAB/PASで、増殖肥満細胞数の割合は抗PCNA抗体を用いた免疫組織化学で求めた.
骨髄内肥満細胞前駆細胞は2種のマウスとも感染を通じ増加は認められなかった.なお、一連の実験で回収された骨髄細胞数には変動は認められなかった.
小腸内粘膜型肥満細胞数はBALB/cでは粘膜上皮で感染11日目にピークに達し、粘膜固有層は11日目から僅かな増加を認めた.C57BL/6は粘膜上皮で感染11日目から増加し、14日目にピークに達した.粘膜固有層は11、14日目で僅かな増加を認めた.
増殖肥満細胞数はBALB/cで粘膜上皮・粘膜固有層とも感染7日目ピークとなりそれぞれ約40%、約50%がラベルされていた.11日目においても粘膜上皮で約30%が、粘膜固有層で約10%がラベルされていた.C57BL/6は粘膜上皮で感染7日目から増加し、11日目にピークに達し、約30%が陽性であった.しかし粘膜固有層では殆ど増殖は認められなかった.
以上の結果からSv感染による骨髄内肥満細胞前駆細胞数には変動が認められず、小腸内粘膜型肥満細胞の増加は主として小腸内肥満細胞前駆細胞と小腸内粘膜型肥満細胞自体の増殖によるものと考えられた.
今後骨髄由来肥満細胞の動態とその分化増殖因子について研究を行ないたい.

Report

(1 results)
  • 1994 Annual Research Report

URL: 

Published: 1994-04-01   Modified: 2016-04-21  

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