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non-O1コレラ菌の莢膜様構造の生物学的意義

Research Project

Project/Area Number 06770203
Research Category

Grant-in-Aid for Encouragement of Young Scientists (A)

Allocation TypeSingle-year Grants
Research Field Bacteriology (including Mycology)
Research InstitutionSeinan Jo Gakuin University

Principal Investigator

目野 郁子  西南女学院大学, 保健福祉学部, 助手 (40243935)

Project Period (FY) 1994
Project Status Completed (Fiscal Year 1994)
Budget Amount *help
¥700,000 (Direct Cost: ¥700,000)
Fiscal Year 1994: ¥700,000 (Direct Cost: ¥700,000)
KeywordsO139型コレラ菌 / 莢膜 / LPS / 電子顕微鏡
Research Abstract

O139型コレラ菌の菌体表層に観察された莢膜様構造について、形態学的、及びその性状について検討を行った結果、現在までに以下のことが明らかになった。
1 O139型コレラ菌の莢膜様構造は、厚さ約14-20nm線維状構造からなる。
2 免疫電子顕微鏡法による観察の結果、血清型別用O139型特異抗血清とLPS(リポ多糖)のO抗原に対するモノクロナール抗体は、ともに莢膜様構造に結合した。
3 又、SDS-PAGEによるLPSの分析及び抗体(血清型別用のO139型特異抗血清、LPSに対するモノクロナール抗体)を用いたウエスタンブロッティング法の結果から、抗体がLPSと反応するのが確認された。
4 菌体表層の性質は、莢膜様構造を保有していないO1型コレラ菌と同様に疎水性を示した。
5 O139型コレラ菌の白血球に対する付着率は、O1型コレラ菌と同様に高かった。又、白血球による菌の貧食も認められた。
6 正常人血清による殺菌抵抗性は、O1型コレラ菌よりは高いが、O抗原側鎖が長い莢膜保有の肺炎桿菌の抵抗性に比較すると血清抵抗性は低かった。
以上の結果から、O139型コレラ菌の菌体表層の莢膜様構造は、莢膜として食細胞に対する食菌作用に抵抗性を示すという機能を持たないことが明らかになった。又、この構造が、莢膜ではなく、かなり長いLPSのO抗原側鎖であることがわかった。

Report

(1 results)
  • 1994 Annual Research Report

URL: 

Published: 1994-04-01   Modified: 2016-04-21  

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