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新しいポリオーマウイルス・エンハンサー結合因子の遺伝子単離及びその構造・機能解析

Research Project

Project/Area Number 06770219
Research Category

Grant-in-Aid for Encouragement of Young Scientists (A)

Allocation TypeSingle-year Grants
Research Field Virology
Research InstitutionTohoku University

Principal Investigator

仁木 賢  東北大学, 加齢医学研究所, 助手 (60241626)

Project Period (FY) 1994
Project Status Completed (Fiscal Year 1994)
Budget Amount *help
¥900,000 (Direct Cost: ¥900,000)
Fiscal Year 1994: ¥900,000 (Direct Cost: ¥900,000)
KeywordsPEBP2 / ジーンターゲティング / Dominant negative / トランスジェニックマウス
Research Abstract

PEBP2(ポリオーマウイルスエンハンサー結合因子2)は、DNA結合能を有するαと、αのDNA結合能を増強するβの二つのサブユニットからなるが、αは少なくともαA,αB,αCの三つの遺伝子があることが知られている。PEBP2αは、Tリンパ球で強く発現しおり、かつT細胞抗原受容体(TCR)遺伝子等のTリンパ球特異的な発現に関与していることが知られている。又、ヒト急性骨髄性白血病(AML)でt(8;21)(q22;q22)の相互転座、及びinvl6(p13;q22)の逆位のみられる型で、転座点に位置する遺伝子が単離、報告されたが、それらは、各々マウスのPEBP2αB、PEBP2αβ遺伝子に対応することが明らかになった。すなわち、転写因子をコードするPEBP2α,β遺伝子ともにAML発症のプロトオンコジーン候補であることが明らかになり、PEBP2遺伝子は、Tリンパ球、骨髄球系の増殖、分化過程において機能していることが強く示唆された。
1.これらを解析するためにターゲティングマウスの作出を試みた。β遺伝子の第一エクソンを欠失するようにターゲティングベクターを作製しES細胞(J1)にエレクトロポレーションにて導入し、G418セレクションにて生き残ったES細胞のうち100クローンについてDNAを抽出しサザン解析を行ったが、相同組換え体は得られなかった。そこで、このDNAを鋳型としてPCRの条件設定を行った。次回は、この条件を用いたPCRにて相同組換え体の同定を行い、相同組換え体を得たいと考えている。
2.さらに、αA、αB、αCは、runt Domainと呼ばれるDNA結合領域を共通に持っているが、runt Domainのみは、転写因子αA、αB、αCに対してDominant negativeに働くことが予想される。そこでrunt Domainのトランスジェニックマウスの作出を試み、現在、マウスが誕生しつつあるところである。

Report

(1 results)
  • 1994 Annual Research Report
  • Research Products

    (1 results)

All Other

All Publications (1 results)

  • [Publications] Masanobu Satake: "Expression of the Runt Domain-Encoding PEBP2α Genes in T cells during Thymic Development" Molecular and Cellular Biology. 15. 1662-1670 (1995)

    • Related Report
      1994 Annual Research Report

URL: 

Published: 1994-04-01   Modified: 2016-04-21  

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